7月15日(月)

 

解説

原泰久の同名人気漫画を実写映画化した大ヒット作「キングダム」シリーズの第4作。

春秋戦国時代の中国。馬陽の戦いで、隣国・趙の敵将を討った秦国の飛信隊の信(しん)たちの前に趙軍の真の総大将・ほう煖(ほうけん)が突如現れた。自らを「武神」と名乗るほう煖の急襲により部隊は壊滅的な痛手を追い、飛信隊の仲間たちは致命傷を負った信を背負って決死の脱出劇を試みる。一方、その戦局を見守っていた総大将・王騎は、ほう煖の背後に趙のもう一人の化け物、天才軍師・李牧(りぼく)の存在を感じ取っていた。

信役の山崎賢人、えい政役の吉沢亮、楊端和(ようたんわ)役の長澤まさみ、王騎役の大沢たかおらレギュラーキャストに加え、前作から参加したほう煖役の吉川晃司、李牧役の小栗旬らが続投。新木優子が謎多き武将・摎(きょう)役で新たに出演する。監督も引き続き佐藤信介が務め、原作者の原も1作目から通して脚本に参加している。

 

映画.com

 

 

####################################

 

昨日見た映画。

原作を読んでいないし中国史にも詳しくないので、衝撃の結末でした。

 

前作の最後、勝利に沸く「飛信隊」のメンバーたちが寝静まったころ、敵国趙軍の総大将・ほうけんが一人で現れ、虐殺の限りを尽くす。

数を恃んでも吹き飛ばされ、飛び道具も弾き飛ばされる中、信と姜かいの二人が立ち向かう。

が、ぼこぼこにされる。

 

趙の正規軍、秦の正規軍が現れ場が混乱する中、散り散りに逃げる「飛信隊」のメンバー。

それはいいんだけど、瀕死の信を背負って逃げるのはいいんだけど、姜かいは放置かい?

ヒーロー清野菜名、ヒロイン山﨑賢人ってことですかい?

 

膨大な原作の中の、細かな状況説明、人物相関などが端折られているため、いまひとつ説得力に欠ける今回のストーリーだったけど、それはしょうがないんだろうなあ。

神は細部に宿るものだけど、端折ってもこの長さなんだもの、あとは自分で勉強してねってことになってしまう。

 

というわけで、王騎将軍のゆかりの人物である摎(きょう)将軍のくだり、ストーリー上重要なはずなのに、嘘くさくってちょっと鼻白む。

史実なのかどうかもわからないし。

でも、前作での紫夏(しか)は絶対フィクションだろうに、感動できたんだよなあ。

何が悪かったんだろう?(多分キャスティング)

 

王騎将軍は見た目もしゃべり方も全然好みではないし、何なら積極的に気持ち悪いのだけれど、圧倒的上司感が痛快。

人を育てまくった人って感じ。

画面の王騎将軍に向かって「王騎将軍、一生ついていきます!」と心の中で叫んだのは、私一人ではあるまい。

 

そうそう、原作も中国史も知らんので、登場人物の名前がなかなか入ってこない。

王騎将軍は漢字がわかるので間違えようがないけれど、漢字変換できない人物にはなかなか愛着を持てないことが分かった。

小栗旬演じる「りぼく」も、「りぼく様」というセリフを耳にするたび、李朴かな?李穆だとかっこいいな、なんて思いながら見てしまう。

映画を見終わってから調べたら、李牧でした。

これで覚えたから、次は大丈夫だろう。

 

っていうか、これで最後かと思ったよ、エンディングまで見て。

ええ、キングダムって、王騎将軍の話ですよね。←違う。

前作までは確かにえい政の話だったけど、今作は王騎将軍の一人勝ち。

私はずっと、どこから楊端和たち山の民が現れるんだろうと心待ちにしていたのに、今回は告げ口(報告)だけかい!

そのせいで、エンディングロールを見ながら「王騎将軍~!!!」と心の中で大絶叫していたのは、私だけではあるまい。

 

未確認情報だけど、5~7作目を今月から撮影開始って噂もあるし、まだ続くのかしら。

だけど先は長いぞ~。