7月12日(金)
 
購入してからひと月ほど放置していたパソコンですが、いよいよ重い腰を上げて古いパソコンから必要なデータを移すことにしました。
まあ、面倒なことではありますが、1時間ほどかければ、まあできるでしょう、という見込みだったのですが…。
 
まず箱から出すとことから混乱します。
本体しか入ってない!?
そんなことある!?
さんざん箱の中を眺め倒して、ようやく緩衝材に擬態した段ボールの小さな箱を発見し、アダプターを取り出します。
いや、ちょっと待って。
電源はどうなってるのよ。
 
アダプターを取り出して安心していましたが、その下に電源ケーブルがありました。(アホすぎる)
箱をひっくり返して振ってみれば一発だったのですが、さすがに精密機械の入っていた箱にそのような狼藉を働く勇気はありませんでした。
 
パソコンを電源につなぎ、立ち上げようとすると、いきなりパスワードを聞いてきます。
今、初めて箱から出したのに、パスワードだと?…あ、お店で決めたんだった。
いろいろ必要なワードやコードをお店で決めて、紙に書いて持たせてくれたんだった。
その紙どこにやったっけ?ごそごそ。
 
ID確認され、パスワードを入れ、これでホーム画面に行けるかと思いきや、今度はPINコードをきいてくる。
紙を見てもこれは見当たらない。
取説に書いてある?…当然書いてません。
 
ちょうどファイルの閉じた部分にPINコードの文字が重なっていたのでした。
もうこれで30分くらいたったのよ。ぜいぜい。
 
Wi-Fiの設定をして、お気に入りのサイトを登録して、さてデータを移行。
読みたい本リストとか、読んだ本のリストなどのエクセルデータをUSBメモリに落として移せばいいだけなのでこれは簡単。
…なはずなのに、ただのエクセルデータがネットに紐づけされてUSBメモリに落とせない!とか、購入した電子図書が移せない!とか、問題多発。
何とかデーター移行し終わったら、もうお昼近くになっていました。
2時間もかかってしまった。
 
最初に買ったノートパソコンは黒でしたが、その後ずっと白いノートを使っていたので、今回お店で色を確認されませんでしたが、デフォルトで白だと思っていました。
箱を開けたらネイビーでびっくり。
でも、シールが今までより映える気がする。(シールも移行しました。すでに指紋がやばいね)

 
今日は10さんが野球だかサッカーだかを観に行ったので、自分の晩ご飯だけ買いに行きましたら、スイカがゴロゴロ。
でもお高いのよ~。

 
 
 
 
本日の読書:古代中国の24時間 秦漢時代の衣食住から性愛まで 柿沼陽平

 

カバー折返しより

『始皇帝、項羽と劉邦、曹操ら英雄が活躍した古代の中国。二千年前の人々はどんな日常生活を送っていたのか。気鋭の中国史家が文献資料と出土資料をフル活用し、服装・食卓・住居から宴会・性愛・育児まで、古代中国の一日24時間を再現する。口臭にうるさく、女性たちはイケメンに熱狂、酒に溺れ、貪欲に性を愉しみ……。驚きに満ちながら、現代の我々ともどこか通じる古代人の姿を知れば、歴史がもっと愉しくなる。』

新書なので、ある程度学術的なのは覚悟して読み始めたのです。 
ところが、読者は未来から来た男として、架空のロールプレイングゲームのような体裁をとって、中国の古代帝国を24時間散策する、という内容だというではありませんか。
俄然脳みそがエンタメ寄りになってしまっても、仕方ないといえましょう。

けれど、著者は大学の教員ということなので、ゲームに詳しくないのかな。
それとも私がロールプレイングゲームの解釈を間違えているのかな。
全然エンタメではありませんでした。

まず、ゲームない人物として、どういう夜明けを迎えるか、どう身支度を整え、どんな朝食をとり…と、24時間の生活を列挙しているだけなのです。
学術書ならそれでいいのかもしれませんが、冒険の旅に出る気満々で読んでいると、いつ出発するんだよ!という気になってしまってもしょうがないでしょう。
確かに「散策する」ゲームとは書いてあったけど、散策中にあんなことしたりこんな出来事にあったりするのかと思うじゃないですか。

百歩譲って学術書とするならば、古代中国といっても何百年もの期間にいくつもの国が現れたり消滅したりしているので、「いつ頃のどの国ではこのように」と表で記した後、最後にイラストで示してほしい。
文章だけではわからんのじゃ。

一応図も表もイラストもありましたが、中国史にも古代史にも詳しくない私には、もうちょっと視覚に訴える表現をしてほしかったです。
といっても、大学の教員ですから、論文と考えれば超絶易しく書かれているとは思いますが。

要は私には難しい本を選んでしまった、ということなんですけれど、新書だから油断したじゃん。