6月30日(日)

 

私は猫舌なので、熱い飲み物が苦手です。

それでも冬は、熱いお茶が美味しいし、実は紅茶はアイスよりホットの方が好きですが、今は冬ではありません。

冷え性なんだから、本来はやめとくべきなのでしょうが、冷たい飲み物の方が断然好きです。

 

10さんは毎日コーヒーを淹れます。

有無を言わさず私の分も。

でも、「少し趣味でも持ちなされ」と、手動のコーヒーミルやコーヒーサーバーなどを買ってあげたのは私なので、まあ毎日つきあっているわけですよ。

 

ついこの間までは、日本茶も「お茶はいったよ~」と、私の分も入れてくれました。

寒かったからね。

日本茶の方が好きだし、ありがたく飲んでいましたけど。

 

でも、冷たい飲み物の方が好きなんですよ。

 

10さんは、熱かろうが冷たかろうが私の3倍くらいは水分を摂取するので、熱いコーヒーやお茶の他にも冷たい麦茶や果物酢や冷たい水や白湯やいろいろ飲んでいるようです。

冷蔵庫にはいつも大量にジュースが入っているのですが、私が飲まないうちに品物が入れ替わっているくらいです。

 

で、最近、濃縮のカルピスをよく飲んでいるみたいです。

熱い飲み物のときは強引に私にも飲ませるのに、冷たい飲み物のときはいつの間にかそっと一人で飲んでいるのですよ。

 

あれ?

もしかして私、ホットドリンク・ハラスメントを受けていたのかしら?

ありがたくいただいていましたが、もしかして嫌がらせ?

ホットドリンク・ハラスメント、略してホトハラ。

そういうことだったの?と追及したら、「ごめんごめん。そんなつもりはなかったんだよ」とカルピスを作ってくれました。

 

さて、急に暑くなってきたので、Nクールのタオルケットと枕カバーと敷きマットと抱き枕を出しましたが、夜になってまた気温が下がってきました。

 

 

 

同じものを見つけられなかったけど、デザイン的にはこのペンギンの男の子タイプが近い。

ゆーやくんと言います。

明日は雨の予報。

やれやれ。

 

 

 

 

本日の読書:辮髪(べんぱつ)のシャーロック・ホームズ 神探(しんたん)福邇(フーアル)の事件簿 莫理斯(トレヴァー・モリス)

 

Amazonより
『19世紀の偉大なる名探偵シャーロック・ホームズがもし、ビクトリア朝時代の英国人ではなく、清末の時代に生きた中国人だったとしたら……。そして、彼が奇妙な事件を次々に解決したのが大英帝国の首都ロンドンではなく、東の果ての植民地香港だったら……。ホームズとワトソンを彼らとまったく同じ時代に生きた中国人、福邇(フー・アル)と華笙(ホア・ション)とし、物語の舞台を香港にした極上のパスティーシュ作品。正典ホームズ・シリーズからの換骨奪胎ぶりが絶妙だ。1880年代の香港の様子が生き生きと描かれ、ミステリーであると同時に、歴史小説としても読み応え十分。』

目次
・血文字の謎
・紅毛嬌街(フンモウギウガイ)
・黄色い顔のねじれた男
・親王府の醜聞
・ベトナム語通訳
・買弁(ばいべん)の書記

何も知らずにタイトルに惹かれて読みました。
間違いなくシャーロック・ホームズのパロディだろうと思ったのですが、ちゃんとミステリになっているうえに、本家のホームズと同じ時代の香港の歴史までがふんだんに書かれていました。

清朝末期の香港なんて全然知識がないもので、結構な量の原注を読んでもなお、よく分からない部分が多々ありました。
いや、よく考えたら、現在の香港についても、よく分からないのだったけど。

実際の中国語で書かれたホームズやワトソンの表記を、世界観に合わせてちょっとだけ変えているというのは、あとがきを読むまで分かりませんでしたが、漢字って便利なもので、なんとなく元の名前も浮かんできます。

例えば福邇の家の住所は「荷李活道(ホーレイウッドウ)二百二十一号乙」。
Bではなく、乙。
艾愛蓮(アイアイリン)という女性の名前を見て、アイリーン・アドラーから取ったなということはわかりましたが、音だけではなく、漢字の意味もちゃんと理由があるのです。

だからといって堅苦しいわけではなく、秘密主義でちょっといけ好かないホームズ(でも好きよ)と、#俺たちのワトソン感が、読んでいて楽しくて、歴史部分を調べながら読んだので時間はかかりましたが、それもまた楽しい読書でした。

なんと全4巻のシリーズ物なのだそうで、次が出版されるのを楽しみに待つとしましょう。