6月27日(木)

 

2週間で2枚ペースでDVD鑑賞している、アメリカのドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の第5シーズンを見終わりました。

え!?え!?え!?

ション・スノウが死んじゃったよ~!!

 

原作『氷と炎の歌』シリーズの最新刊行が2016年だから今から8年前、第五部の『竜との舞踏』の最後が確かジョン・スノウが死んだシーンで、衝撃を受けたんだった。

ということは、原作で読んだところまで見終わったということ。

これからは、新鮮な気持ちでドラマのストーリーを追って行こう。

 

といっても、第一巻が発売された時から20年以上も経っていて、図書館で借りて1回しか読んでいないから、忘れているエピソードも…あんまりなかったなあ。

とにかくスケールが大きくて面白くて、小さい文字で2段組みの分厚い本を、夢中で読んだのだった。

 

物語が始まった時は、クーデターで前王朝を倒したロバート・バラシオンが小王国の集まりである七王国を統べていたのだけれど、王であるロバートが死んだことにより、後継者争いと各国の野望と、前王朝の生き残りが覇権を争うという、単純なストーリーに複雑怪奇な人間模様が合わさって、めっちゃ面白いのよ。

 

全巻出版されたら大人買いして一気読みしてやろうと思っていたけど、五部の出版から8年、六部が出る気配がない。

作者は全七部と言っているけど、どんどん話が長くなるようなので、もう原作の方は諦めました。

作者も半分諦めていて、ドラマのストーリーは出版されていない部分も含めて、作者の構想通りなのだとか。

 

で、ジョン・スノウというのは、一番北にある国の、王様の私生児なんだけど、多分彼が『氷と炎の歌』の氷部分のキーパーソンだと思いながら読んでいたので、彼の死は大ショックなのであります。

炎部分のキーパーソンは、前王朝の生き残りのデナーリス・ターガリエン。

彼女もなかなかに危機的状況で「続く」になっているから、私の読みは大外れなのかもしれない。

 

ドラマは第8シーズンで完結なので、あと30話、楽しみにちびちび鑑賞していきます。

いや、ジョン・スノウの死はショックだわ。

 

 

 

 

本日の読書:クリスマスに少女は還る キャロル・オコンネル

 

カバー裏より
『クリスマスを控えた町から、二人の少女が姿を消した。誘拐か?刑事ルージュの悪夢が蘇る。十五年前に双子の妹が殺された時と同じだ。そんなとき、顔に傷痕のある女が彼の前に現れた――「わたしはあなたの過去を知っている」。一方、監禁された少女たちは力を合わせ脱出のチャンスをうかがっていた……。巧緻を究めたプロット。衝撃と感動の結末。新鋭が放つ超絶の問題作!』

事前情報なにもなしに読んだのだけど、ずっとホラーじゃないかってドキドキしていました。
なんでそんなにホラーを疑ったかというと、多分、タイトルの「還る」って表記なんじゃないかな。
いかにも「よみがえり」見たいじゃないですか。(個人の感想です)
普通に「帰る」にしてくれれば、怖くなかったのに。

でも200ページまで読んでも、誘拐された少女たちの話が見えてこない。
あくまでも親や警察など、大人の話で。
なので前半しばらくびくびくしながらも退屈でした。

少女たちの状況が見えてくるにつれて、目が離せなくなりました。
たった10歳の少女たちが、自分の知っていること、できることを総動員して、二人で生きて帰ろうとする。

ところが、警察は一連の誘拐事件のパターンでは、一人はすぐに殺される、もう一人はクリスマスの朝に殺されるので、生きているはずの一人だけは早く救い出そうというスタンス。
え?
死体も上がっていないのに、いつものパターンでひとりは死んでいるはずって、決めつけちゃうの?

タイムアウト。
もう一人も殺されたであろうことにショックを受けて飲んだくれる警察署長。
マジか。
ちゃんと探してくれよ。

これはフィクションだからなのでしょうか。
それとも、アメリカの捜査ってそんなものなんでしょうか。

それに引き換え少女たちは本当に健気で痛々しくて。
心も体も傷だらけで、それが癒えることは当分ないのだろうけれど、それも含めて自分を受け入れて成長してほしいと思ったよ。