6月24日(月)

 

気分が上がるレイングッズ

今日は私の通院日だったのですが、午後から横殴りの雨予報。

家を出たときはそれほど天気が崩れてはいませんでしたが、さすがにここは折りたたまないじょうぶな傘を持って出かけます。

 

ところが、予定時間より早く受診でき、精算もスピーディー。

薬局も全然混んでいなくて、雨が降る前に帰ってくることができました。

しかも結局雨降らず。

なんか損した気分です。(損はしていません)

 

職場に置き傘したり娘に貸したりで、なぜか結構持っている傘。

でも、壊れたら捨てざるを得ないので、壊れる前から積極的に処分する気になれず。

 

一番よく使っているのが、ムーミンの傘。

大好き。

 

台風でも壊れないと太鼓判を押された、大きくて重い和傘。

しかしこの先、台風のときにわざわざ外に出ることがあるのだろうか。

 

私が持っているのは折り畳みですが、これも気に入ってしょっちゅう使っているうちに桜柄は浮き出なくなってしまいました。

現在娘の家にあります。(はよ返せ)

 

柄はもうちょっと違いますが、表はピンクで裏が柄のジャンプ傘。

ムーミンの前はよく使っていました。

 

近所に出かけるときに持って行きがち。

軽いのでひょいと持って行きやすい。

 

私が持っているのは縁が暗めの赤いやつ。

年をとって、地味な傘をあまり持ち歩かなくなりました。

 

10さんに貸すこともあるけど、自分でも好きな色。

この傘を持って出かけると、雨が降らないという説。

 

私が持っているのは、赤と紫の北欧柄です。

最近はもっぱらこれをバッグに入れています。軽くて良い。

 

10さんに、と思って買ったのに「俺はいいよ」という謎の理由で帰されました。

折り畳み傘の予備として待機中。

ちょっと傘多すぎるね。

でも、ビニール傘を使いすてないで、気に入った傘を使い倒す派なのです。

といいながら、雨の日はひきこもる…。

 

 

 

 

 

 

本日の読書:贈られた手 家族狩り 第三部 天童荒太

 

カバー裏より
『ピエロ。浚介は、生徒たちからそう呼ばれていたのだという。ふたつの事件を経て、虚無に閉ざされていた彼の心に変化が訪れていた。ピエロ。馬見原は今そう見えるだろう。冬島母子を全身全霊で守っているにもかかわらず、妻や娘との関係は歪んだままだから。また一つ家族が失われ、哀しみの残響が世界を満たす。愛という言葉の持つさまざまな貌(かお)と、かすかに見える希望を描く、第三部。』

主要な人物たちの状況に大きな変化はない。
ただ、游子は児童福祉の仕事に行き詰まり、両親も彼女の大きな負担となっている。
そしてさらに近所に住む祖父までが…?

馬見原はいったい何をしているのか。
家族に対しても、職場に対しても、自分の理屈だけをごり押ししているだけのように見える。
そして、目こぼしをする条件で暴力団から金をまきあげる。
多分彼の中では、自分のために使うわけではなく、綾女と研二を守るためのお金だと整理されているのだろうけれど、バレたときに家族が負うショックについては、まったっく考慮していない。
昔は腕利きの刑事だったのかもしれないけれど、視野が狭くて独断的で、今となっては敏腕とは思えない。

浚介も、彼とは無関係に次々身近で起きる事件のせいで、学校での居場所が失われかけている。
しかしその反面、彼だけは、少しだけ世の中に対する自分の無力を言い訳に無関心を貫いてきたことが、間違っていたのではないかと思いはじめる。
成り行きとはいえ、テレビカメラの前で学校の責任を容認するような発言をしたことで、自宅謹慎を命じられ、彼女からは別れを切り出され、四面楚歌かと思われたとき、意外な救いが彼の前に現れる。
彼はもう、大丈夫じゃないかなあ。

それを言うなら游子も、祖父の家に行ったことが、何かの救いになるといいのだが。

亜衣が自傷行為から家族への暴力へと移行しそうで心配。
叫びだしたいくらいの鬱屈を抱えながら、まだ言葉にできない。
両親に面と向かって、こういうことが嫌だったとか、傷ついたとちゃんと言えればいいのだけれど。
親の立場としてはそれは随分ときついけれど、子どもが親を好きになれなくてもしょうがないのだと、誰かが亜衣に伝えてほしい。

”受け身であることに慣れた世代は、家族からも、何かを受け取ること、愛や幸福をサービスされることを求めてしまう……。子どもが、夜泣きしたり、ウンチしたり、部屋を汚したりして、自分がサービスしなければならなくなると、つい腹が立つ。しつけと称し、虐待に走るケースも出るでしょう。”

うーん。
言わんとすることはわかるけど、世代でくくるのは乱暴すぎる。
今も昔も、そうする人はいるし、そうしない人もいるのだから。