6月3日(月)
地図を読むのは得意?苦手?
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特別得意というわけではありませんが、地図を見ながら助手席でナビをすることはできます。
今となっては、不要な技術ですが。
元々歴史が好きで、地理に格別の興味はありませんでした。
だって歴史は物語だけれど、地理はデータじゃないですか。
地形も気候も特産品も。
つまらん、と思ってました。
でも、地形や気候が政治、ひいては歴史に関係してくるという地政学の本を読んでから、ちょっと意識が変わりました。
地形も気候もデータだとしても、そこに人は生きているんだと気づいて。
本来、南の地方の植物である稲が北海道で栽培されるのは、日本人が米好きだから、というのもありますが、水田を作れるだけの平地とたっぷりの水があるからです。
割と北の方の植物である小麦で作るうどんが、香川県の特産品となったのは、雨のあまり降らない土地柄で乾燥しているというのは、小麦に適しているからです。
ということを知って、俄然地理が面白くなりました。
データの中に人の営みがあって、その結果が今目の前にある世の中なんだ、と。
本を読んで得た知識を、旅行先で再確認できた時の嬉しさと言ったら。
全国観光特産士の資格も取りました。
それでちょっと調子に乗りました。
私、地理、得意じゃね?
先日本屋さんで高校地理の参考書を立ち読みしました。
何が何やらちんぷんかんぷんでした。
座学と実学の距離の広さよ。
やっぱり歴史の方が好きなので、軽々に「地理勉強するわ」とは言いませんが、これからは謙虚にアカデミックに知識を吸収して行ければなあと思います。
本日の読書:死の10パーセント フレドリック・ブラウン短編傑作選 フレドリック・ブラウン
目次
・5セントのお月さま
・へま
・女が男を殺すとき
・消えた役者
・どうしてなんだベニー、いったいどうして
・球形の食屍鬼(グール)
・フルートと短機関銃のための組曲
・死の警告
・愛しのラム
・殺しのプレミアショー
・殺意のジャズソング
・死の10パーセント
・最終列車
『5セントのお月さま』『フルートと短機関銃のための組曲』『死の警告』が初訳。
フレドリック・ブラウンのSF短編全集が出たとき、どうしてSF限定なのだろうと思った。
ミステリの短編もそこそこあるのに。
『最終列車』が収録されたアンソロジーには、これが最後のアンソロジー未収録作品とあったような気がするけれど、その後にこれが出たということは、つまりまだ未訳の作品が眠っている可能性があるというわけか。
『真っ白な嘘』とか好きだったので、なんとか頑張って全集を刊行してほしい。
買うから。
エド・ハンターシリーズは長編のイメージが強かったけど、短編もあったなあと懐かしく思い出した。
今の作品に比べると、テンポがゆったりとして、必要なことはすべて書いてあるけれど、最後に大きく話が動くという展開は、まどろっこしく感じるかもしれない。
だけどこのテンポに慣れ親しんで育った私には、久しぶりに大きく呼吸ができるような気持ちで作品を読んだ。
ドキドキはしたけども。
『球形の食屍鬼』と『殺意のジャズソング』が特に好きかな。
落としどころの意外性が。
読後感は全然違うけど。
とにかく東京創元社さま、短編全集完全版をぜひ出版していただきたいのです。
お願いします。
カバー裏より
『”これから起こる殺人”を通報した男による不可能犯罪の真相「死の警告」。『シカゴ・ブルース』の探偵エドとアムおじの活躍譚「女が男を殺すとき」「消えた役者」。ある男に10パーセントの取り分でマネジメントを任せた俳優志望の青年の運命を描く表題作。謎解きミステリや〈奇妙な味〉等、本邦初訳3作を含む13編。『短篇ミステリの二百年』編者の手による名作短編のフルコース!』目次
・5セントのお月さま
・へま
・女が男を殺すとき
・消えた役者
・どうしてなんだベニー、いったいどうして
・球形の食屍鬼(グール)
・フルートと短機関銃のための組曲
・死の警告
・愛しのラム
・殺しのプレミアショー
・殺意のジャズソング
・死の10パーセント
・最終列車
『5セントのお月さま』『フルートと短機関銃のための組曲』『死の警告』が初訳。
フレドリック・ブラウンのSF短編全集が出たとき、どうしてSF限定なのだろうと思った。
ミステリの短編もそこそこあるのに。
『最終列車』が収録されたアンソロジーには、これが最後のアンソロジー未収録作品とあったような気がするけれど、その後にこれが出たということは、つまりまだ未訳の作品が眠っている可能性があるというわけか。
『真っ白な嘘』とか好きだったので、なんとか頑張って全集を刊行してほしい。
買うから。
エド・ハンターシリーズは長編のイメージが強かったけど、短編もあったなあと懐かしく思い出した。
今の作品に比べると、テンポがゆったりとして、必要なことはすべて書いてあるけれど、最後に大きく話が動くという展開は、まどろっこしく感じるかもしれない。
だけどこのテンポに慣れ親しんで育った私には、久しぶりに大きく呼吸ができるような気持ちで作品を読んだ。
ドキドキはしたけども。
『球形の食屍鬼』と『殺意のジャズソング』が特に好きかな。
落としどころの意外性が。
読後感は全然違うけど。
とにかく東京創元社さま、短編全集完全版をぜひ出版していただきたいのです。
お願いします。

