5月31日(金)
 

昨日行った八百屋さん、野菜のほかに健康食品や、可愛らしいグッズなども置いてありました。

店舗が狭いので写真を撮ることはできなかったのですが、中でもびっくりしたのは、こけしの形をしたへその緒入れ。

 

へその緒入れって、病院でもらうものだと思っていました。

桐の箱だったりプラスチックの箱だったりと、病院によって違いますが、基本的に四角い箱。

それがかわいいこけしの形です。

Amazonではこれしか出てきませんが、サイト検索すると6種類のこけしが出てきました。

八百屋さんにも6種類あったと思います。

ネットで検索すると、今でも基本は四角い箱のようですが、デザインが昔と違ってとてもかわいい。

 

子どもが生まれたとき、母がわたしたちを育てたときのやり方と、本や母親学級でならったやり方が全然違っていたので、将来私がババになる時は、子どもたちのやりいいように任せて口出しをするまいと思いました。

今となっては3人の子どもの誰一人結婚していないので、余計な決意ですが、へその緒入れひとつでこんなに違うんだ~びっくり。

長男は真冬に生まれたので、水色の地に黄色いあひるの編み込みのおくるみをつくったことなども思い出しましたが、今となってはもっと軽くていいものがいっぱいあるんだろうなあ。

 

話は全然変わりますが、今日もまた昨日とは違う激安スーパーに行ってきました。
ここは海産物が新鮮で安くて評判なのですが、今日は野菜にびっくり。
これ、ねぎの青い部分が30本分入っていました。
さっそく1/3ほど小口切りにして冷凍しました。

手羽先も20本で600円くらいだったので、先っちょと手羽中に切り分けて、手羽中は4本ずつラップにくるんでジップロックに入れ冷凍、先っちょはいまのスープストックがなくなったら、スープを取るのに使おうと思います。
早く野菜が安くならないかなー。
 
 
 
 
本日の読書:竜の涙 ばんざい屋の夜 柴田よしき

 

カバー裏より

『「竜の涙」を飲んだことがありますか?都会の片隅で今夜もそっとカウンターに置かれる一皿、一杯。迷子になったり傷ついたり、意固地になったり独りぼっちになった彼女たちの心に、そっと染みるふうわりとしたお出汁の香。ヒット作『ふたたびの虹』で人々を癒した女将の包丁の音が、ことこと今宵もまな板で鳴って、ばんざい屋の夜が始まる……人気シリーズ第二弾。』

目次
・竜の涙
・霧のおりてゆくところ
・気の弱い脅迫者
・届かなかったもの
・氷雨と大根
・お願いクッキー

ずっと図書館で見かけていた背表紙。
ばんざい屋シリーズ、読んだことあるような気はするんだけどなあ…。
予約した本が4冊ばかり届かなかったので、読んでいないなら借りようと思って図書館でぱらぱらページをめくったら、どうも読んだことがない気がして借りてきました。
だけど、ちらちら見え隠れする女将の私生活について、全く覚えていないので、念のため調べてみたら『ふたたびの虹』の方も読んでなかったわ!
シリーズ読破した気でいたけど、まさかの2からスタートとは。

丸の内にあるビルの一階で細々営業している「ばんざい屋」。
再開発でビルの立て直しが決まり、店をたたむか移転するかで迷う日々。
そして近くの広告代理店で働く女性たちが出てくる話があったり、出てこない話があったり。
ゆるくつながる連作短篇。

頑張っているのに認められない自分っていうのは、男女問わずある話だと思うけど、結果を出して出世して、なのに結託した男どもに足を引っ張られるっていうのは、女性あるあるなんだろうなあ。
男の人が結託した女の人たちに足を引っ張られる場合、たいてい引っ張られるだけの理由が男性側にあるからね。
これもまたジェンダーバイアスなのかもしれないけれど。

学生時代からの付き合いなのに、ついに男女の仲になることのなかった有美と淳史。
何かあるとともに美味しいものを食べに行く、だけの関係。
でも、有美は確かに、自分とは違って堅実な淳史を好きだった。
そんな淳史が会社を辞めてアメリカの企業で働くという。
「待っててくれ」も「一緒に行こう」もない関係。
でも、一時帰国した時はまた、美味しいものを食べに…って、半年で結婚したい女性が現れ、アメリカ永住を決めたんかい、淳史!
ちょっとどついていいですか?

単発の話だけど、『氷雨と大根』が好き。
同じ文化で生きてこなかった者同士が分かり合えることって、できるのだろうか。
アメリカで暮らす娘とその彼氏について悩む初老の男性。
ばんざい屋からの帰りに強盗に襲われ、重傷を負う。
ばんざい屋で女将から料理の説明を受けながら、旺盛な食慾を見せるその娘と彼氏を見て、分かり合えるかどうかはわからなくても、まず一歩を踏み出すことだ、と思う女将。
相手を知りたいと思う心、大切にしたい想い、これがあれば大丈夫と思う。