5月1日(水)

 

昨日、長年お世話になったウォーターサーバーとさよならをしたのですが、入れ替わりに新しいウォーターサーバーがわが家へやって来ました。

やっぱりね、10さんが「寝る前に白湯を飲むと寝つきがいい」と言ったのが大きいわけです。

子どもには厳しいが10さんには甘い私。

 

9リットル×2個の水を2週間に一回購入することで、月に1万円弱かかるのは、さすがに今後はきつくなる。

その他、9リットルの水を、140cmのウォーターサーバーの上に設置するのもなかなかきつい。

私は、水ならペットボトルでいいじゃん、と思っていたわけです。

2リットルx12本でも1000円しないし、箱から出して冷蔵庫にしまう分には2リットルの水は重くない。

 

でも「寝る前の白湯」。

そこで、卓上のウォーターサーバーを買うことにしました。

私が買ったものはそこそこお高いのですが(多分デザイン料)、普通は本体1万円もしない。

水も普通にペットボトルを設置すればいいので、ランニングコストが全然安い。

 

なぜこれにしたのかというと、このメーカーのコーヒーメーカーをずっとほしいと思っていたから。(理由はかわいいから)

 

探しても見つからなかったのですが、色はウォーターサーバーと同じペールアクアです。

 

私はコーヒーにそれほど愛着はないので、性能とかどうでもよくて、とにかくかわいいから欲しかったの。

で、娘と同居するなら、コーヒー好きの二人のために、という名目で買おうと思っていたのがダメになって…そうしたら、ウォーターサーバーのバーターで買うことができました。

めでたしめでたし。

 

かわいかろう?

リビングのカウンターに並べて設置。にまにま。

 

水道水がまずいのは、水質の問題ではなく、水道管の問題と思われます。

マンションに引っ越してきたばかりのときは、水道の水でもおいしいと言っていた10さんですが、今では私が飲んでもまずい水です。

東京都も、水道局でペットボトルの水を販売するくらい美味しい水だそうですが、実際には飲めたもんじゃなかったもの。(築40年以上のビルだったから)

 

 

 

 

 

本日の読書:魔法があるなら アレックス・シアラー

 

Amazonより
『ベストセラー『青空のむこう』『チョコレート・アンダーグラウンド』などの著者、アレックス・シアラーが、世界でいちばん豪華で素敵なロンドンのデパートを舞台に描く、愛しさと切なさとスリルにあふれた傑作ストーリーです!「スコットレーズ・デパート」には、お菓子も飲み物も、ダイヤモンドも玩具も、テレビも掃除機も何だって揃っています。でも、リビー(この本の主人公)とママと幼い妹のアンジェリーンは、ここで何も買ったことはありません。たった一本の鉛筆さえも。リビーたちにはお金がなくて、住む所も、いつも転々としているのでした。でも、ある日、娘二人を連れて閉店まぎわにデパートを訪れたママ。リビーはママの計画に気づいて「ありえない! 」と慌てます。娘たちを愛しながら、能天気なママの計画とは……?心配性できちんとしていたいリビーが勇気をふり絞ってもたらすどんでん返しと、極上のハッピーエンドが魅力の物語!』

人気のある作品のようですが、私には無理でした。
子どもの頃に読んだら、面白く読めたかな?
いや、無理だと思う。
だって私は長女だから。

主人公のリビーは、しょっちゅう引っ越しをします。
だから、生活に必要なものは、ママと妹のアンジェリーンとリビーの3人分を大きなスーツケースに入るくらいしか持っていない。
友だちもいない。
だってすぐに別れて寂しい思いをするくらいなら、最初から仲良しなんて作らない。

で、土曜日にママは世界で一番豪華なデパート「スコットレーズ」にふたりを連れていきます。
新しいベッドを買うために。
閉店時間直前に。
そして突然始まる、「”ベッドの下に隠れろ”ゲームをするわよ」と。

そう、住む場所に困ったママは、デパートに住むことを考えます。
でも、リビーはそんなことうまくいくわけがないと思っている。
下手をすると逮捕されて、みんなバラバラに暮らさなくてはならなくなるかもしれないと恐れている。
なのにママは能天気で、リビーの言うことに耳も貸さず、「なんとかなるわよ」で済ませてしまう。

この辺りからもう、無理だった。
なんで子どもがこんなに不安になっているのに、不安を解消してあげようとしないのか。
なんで住宅供給かから紹介された、格安家賃の家に住めるはずなのに、しょっちゅう引っ越しをして、なおかつ手持ちのお金がほとんどないのか。

お金がないから使ったものは元通りにして売場に返しているけれど、食べるものに関してはそうはいかない。
だから食品売り場の、賞味期限を過ぎたもの(翌日に廃棄するもの)を子どもたちと食べる。
それがない時は、お代の代わりにデパートを掃除することで、労働力でお支払いする。
いや待て。
掃除をしたとて、窃盗だろが。

そういう生活を子どもたちにさせて平気な親だから、パートで得たお金も、無計画に使ってしまうのだろうと考える。
楊は、ママには生活能力がないのだ。
リビーは薄々そのことに気がついている。
でも、ママと、何も知らずに喜んでいるアンジェリーンを止めることができず、ひとりで不安におびえている。
家族にひとりは心配性の人がいるといい、なんて思いつつ、母と妹のやりたい放題に少しだけブレーキをかける。

私が市の職員なら、間違いなくママと子どもたちを引き離すんだろうなあ。
子どもたちは親と一緒に暮らしたいと思っていることは承知の上で。
だって、こんな生活が子どもにいいわけがないもの。
リビーが安心して暮らすためには、ママが変わらなければならない。
でも、ママにはその自覚がない。

子ども向けの作品だから、最後はハッピーエンドで終わるけれど、私には納得できなかった。
外付けで代わったって駄目なんだよ。
ママが内側から変わらないと、って思う。
この作品の場合は、ママが内側から変わりそうではあったけれど。

リビーの心情が切なすぎて健気すぎて、全然楽しめなかったわ。