4月15日(月)
 
やらなきゃならないことはいろいろあるのだが、天気が良くて暖かい日なんて久しぶりなので、定山渓温泉の『渓流鯉のぼり』を見に行ってきました。
今日の札幌は25℃まで上がって、四月上旬としては史上最高の気温だそうです。
ついこの間までめっちゃ寒かったのに、平均したら平年並みってことか?
 
定山渓神社へ向かう参道。

 
神社から鳥居のほうを見ると、こんな感じ。

 
見返り坂の上から

 
湯けむり坂の下から

 
 

 
足湯のそばから川を望む

 
二見公園の河べりなどはまだ立ち入り禁止でしたし、吊橋にも鯉のぼりは見当たりませんでした。
5月中旬まで開催ということなので、これから徐々に鯉のぼりを増やしていくのではないでしょうか。
今週末から一週間旅行に出ちゃうので、帰ってきたらゴールデンウィークだし、落ち着いてみることができる最後のチャンスと思って出かけたのですが、もしかしたらまた行くかも。
 
二見吊橋のほうを見ても鯉のぼりが見えなかったので、戻ってきた観光客のかたに「鯉のぼりはありましたか?」って聞いたら、中国人観光客の方たちでした。
スマホの翻訳機能を使って会話したのですが、札幌の地元民が中国人観光客に教えてもらうという逆転現象。
 
定山渓のお蕎麦屋さん『山と空』さんで、田舎汁を食す。
お蕎麦も美味しかったのですが、つけ汁の中に入っていたフキやレンコンなどがシャキシャキとおいしくて、つけ汁もめちゃくちゃ美味しくて、大満足。

 
お蕎麦屋さんの駐車場に咲くふきのとう。

 
買い物をして帰ったりしたので結構時間がかかったうえに、明日は車検のついでにタイヤ交換をしてもらうため夏タイヤを車に積んだりと、時間があっという間に過ぎ去ってしまう。
その後人間ドックの申請書作成作業。
スマホで作るのは絶対無理なので、スマホに届いた書式をパソコンに転送して、エクセルで申請書を作ってスマホに転送し、元職場に送信。
ちゃんと届いたか不安なので、「届いたよ」メールが欲しいなり。
 
 
 
 
本日の読書:ストーンサークルの殺人 M・W・クレイヴン

 

カバー裏より

『英国カンブリア州に点在するストーンサークルで次々と焼死体が発見された。犯人は死体を損壊しており、三番目の被害者にはなぜか停職中の国家犯罪対策庁の警官ワシントン・ポーの名前と『5』と思しき字が刻み付けられていた。身に覚えのないポーは処分を解かれ、捜査に加わることに。しかし新たに発見された死体はさらなる謎を生み、事件は思いがけない展開へ……英国推理作家協会賞最優秀長篇賞ゴールド・ダガー受賞作』

シリーズの4作目から読み始めてしまったので、たまたま図書館にあった1作目を借りて読む。
一読衝撃。
最初っからポーは規格外の刑事だったのだ。

だって初登場のシーンでは、捜査上の重大なミスにより無期限の停職中。
田舎に引きこもって犬の散歩と家の修繕で毎日を過ごしている。
そこへ突然の復職命令。
なぜなら連続殺人事件の死体に、ポーの名が刻まれていたから。

頭の回転が速くて、他人の評価を気にしないポーは、ともすると周りの人を不快にさせることもしばしば。
特に、忖度を強要するようなお偉いさんには、絶対的に従わない。
だけど弱い者に寄り添おうとする優しさや、弱い者いじめを許さない激しさも持ち合わせている。

天才すぎて世間知が皆無の分析官ティリーとは、互いの苦手分野・得意分野を補える関係。
そのために彼らは多くのことばを費やして、わかりあおうと努力する。
反対に、幼なじみの刑事・リードとは、最低限の会話で分かり合える信頼感がある。
いいなあ、こういう関係。

事件は陰惨なもので、眼に見えているものが真実ではないという告発すら踏みにじろうとする権力者たちがおぞましい。

謎はいくつも現れて、その度に事件はその様相を変えていくのだけれど、そのいくつもの謎がすべて回収されていく様は見事。
意識がもうろうとなったポーがゴーレム(土人間)につかまって意識を失うのだけれど、このゴーレムにもちゃんと伏線があったのにはびっくり。
そこに繋がっとったんかい!

ただ、シリーズの途中から読んでしまったから、一つ気になってしまったことがある。
4作目でポーは、今までの人脈を駆使して思うに任せない捜査に風穴を開けたのだけど、今回とても重要なポジションの人物がそこには出てこないということが物凄く気になった。
教訓:単発として読んで面白い作品でも、シリーズはなるべく最初から読もう。