10さんも私も持病持ちなので、医療費が結構かかっている(はず)。

本当はやりたくないけれども、医療費控除の確定申告の計算をねちねちしなければならない。

 

今は「マイナンバーカードがあればe-taxでちょちょいのチョイ」の確定申告の方法ばかりが検索したら出てくるの。

でも、今どき私のようにマイカード不所持で、手計算のうえ手書きで記入する人向けの記載要領が検索しても検索してもなかなか出てこない。

 

毎年書いているから、なんとなくは書けるような気がする。

でも、間違えたら困るじゃん。

ビミョーにマイナーチェンジしてる部分もあるかもしれないし。

 

なんとか記載要領を見つけて、心を落ち着け、ため息をひとつついてから下書きを始める。

自分の控用に下書きと、提出用に清書を書かなければならないのも、手書きのめんどくささである。

でも、一つ一つのマスを、意味を確かめながら記入していくのは、本来はとても大切なことだと思う。と自分に言い聞かせる。

 

支払先ごとにまとめた領収書の、それぞれの合計を出し、記載。

全部を合計して記載。

その数字をあーしたりこーしたりして出した金額が、医療費の控除金額。

少なっ。

ここでやる気が一度無になる。

 

いやしかし、税金を支払うのは国民の義務だし、還付金があれば申請するのは権利なのである。

再び重い筆記具を持ち直し、控除金額を記載して、またあーしたりこーしたりしてようやく還付金をたたき出す。

少なっ!

3500円ほどしか戻ってこない。

 

今書いていたのは下書きなので、もう一度同じ書類を作らなくてはならない。

そして税務署に持って行って、受理する人、内容確認する人、還付金支払い手続きする人、銀行に行く人…何人の人を煩わせるのか。

同じ公務員として、申し訳ない気が押し寄せる。

こんな少ない金額のために、大勢の人の年度末の忙しい時期を使わせるなんて…。

 

もういいよ。

国庫に寄付します。

議員の懐に直行ではなく、何か役に立つことの一助になれば幸いです。しくしく。

消雪剤一撒き分くらいにはなるかもです。しくしく。

 

鼻先に臨時収入というニンジンをぶら下げて、大嫌いな計算あれこれとめんどくさい書類書き書きしてるのにさ、ニンジン小さすぎて萎えたわ。

来年度から無職無収入になることだし、最後の確定申告のつもりで頑張りましたが、去年が最後だったんだなあ。