好きなおむすびの具材は?

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好きなおむすびの具材は生たらこ。以上。
 
さて、北海道のローカル番組『おにぎりあたためますか』で商品開発した「おにぎりにぎりますか」が今日から期間限定で販売ということで、ローソンで買ってきました。
温めてから少し封を切って、自分の好みの硬さにおにぎりを握ってから食べるというもの。
 
大泉洋さん開発の「ナポリタンおにぎり」は、なんならご飯なくてよし。
大泉さんの開発商品は、大抵受け狙いで味はいまいち。
北海道のローカルフードである「エスカロップおにぎり」は、HTBの森アナ開発で、これ、美味しい。
ご飯とおかずをいっぺんに口にかっ込んでもぐもぐしているみたい。
そして、HTBの田口アナ開発の「たこやきおにぎり」がめっちゃ美味しい。
封を切った途端にひろがるソースの香り。
大きめに切ったたこが具になった、たこ焼き味の炊き込みご飯は、間違いのない味。
しかし、さすがにこれをいっぺんに食べることはできません。
結構ずっしりと持ち重りのするおにぎりを、お昼ごはんと晩ご飯に分けて食べました。
エスカロップとたこやきはリピするかも。
 
 
 
 
本日の読書:猫の客 平出隆

 

カバー裏より

『はじめ”稲妻小路”の光の中に姿を現したその猫は、隣家の飼猫となった後、庭を通ってわが家を訪れるようになる。いとおしく愛くるしい小さな訪問客との交情。しかし別れは突然、理不尽な形で訪れる。昭和の終わり、崩壊しつつある世界の片隅での小さな命との出会いと別れを描きつくして木山捷平文学賞を受賞し、ヨーロッパや南米でも大好評の傑作小説。』

動物好きの妻のもとに一日なんども顔を見せに来る仔猫は、隣家の飼猫だった。
どんなに懐かれても、自分の家の猫ではない、と言い聞かせながら猫と戯れる人間。
どんなに懐いても、鳴き声を聞かせることも抱き寄せることも許さない、誇り高い猫。
少しずつ距離を縮めてきたのだが、ある日その交流は突然断ち切られることになった。

語り手夫婦が住むのは同じ敷地に大家が住む母屋のある、離れ。
しかし年老いた大家は介護付き高齢者マンションに引っ越すことになり、家も敷地も売却するという。
引越しを迫られる語り手夫婦だが、猫と別れがたく、近所で家を探すことにする。
バブル崩壊前夜、昭和の終わりの話である。
そんな時の猫との突然の別れ。

しかしこの作品はそんなストーリーを追うものではない。
繊細な描写の妙。
光景が、心情が、所作が、目に浮かぶように立ち上ってくるうえに、音読するとそのリズムの心地よさを味わうことができる。

これはかなりの事実を含んだ小説なのであろうが、それにしても、猫との別れの後の、もうひとつの拒絶。
これが哀しい。
なんでそんなことになるかなあ。