肌ざむい日に飲みたいのは

肌寒いというよりも、超寒かった今日。

飲み会でした。

ビールを飲みました。

 

朝、電車が止まっていたので、10さんに車で職場に送ってもらい、飲み会の帰り、電車が止まっていたので、10さんに車で迎えに来てもらいました。

重ね重ね、お世話になります。

 

肌寒い日にも冷たいものを飲みたがる私ですが、食べるものは温かいものがいい。

鍋の汁でも飲みますか。

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本日の読書:クララとお日さま カズオ・イシグロ

 

Amazonより
『AIを搭載したロボットのクララは、病弱な少女と友情を育んでゆく。愛とは、知性とは、家族とは? 生きることの意味を問う感動作』

クララは人工知能を搭載したロボットで、AF(人口親友)という用途を持っている。
学習機能があり、周囲の様子からいろいろなことを学んでいく。
お店に置かれていた時も、窓の外を見て、人間について観察し、行動から気持ちを推察する。
子どもが知識を吸収するように。
そして、ジョジーと出会う。

その頃AFはB3型が新製品として売り出されていて、クララはB2型だったのだが、ジョジーとクララは互いに惹かれ合い、母親を説得してクララはジョジーの家に買われていった。

ジョジーは病弱で、頻繁に体調を崩す。
母親はクララの記憶力のよさと、再現性の高さを気に入ったように思われる。
が、ジョジーと母親との関係は、どことなく危ういものを感じさせる。

子どもたちはAFを持ち、オブロン端末を使って勉強をし、友だちとの交流会でコミュニケーション能力を培う。
子どもたちの多くは「向上処置」を受けているが、ジョジーの親友リックは「向上処置」をしていない。
そこには大きな格差があり、処置を受けていない子どもの未来は大きく制限されている。
しかし、処置を受けた子どもにもリスクはある。
ジョジーの姉はそれにより亡くなり、今はジョジーの健康も損なわれている。

最初から、ジョジーの命は長くないように感じられる。
しかし、クララは全力でジョジーを守ろうとする。
クララが思う全知全能の神は、お日さまだ。
クララが太陽電池で動くということもあり、太陽からの光がジョジーに特別の力を与えると信じている。
それはもう、宗教のように。

カズオ・イシグロの話は切なくて苦い。
今作もそうだった。
でも、それは想像していた切なさ、苦さではなかった。
与えるだけの愛。
見返りを求めない愛。
そして成長した子どもは、それを忘れて前へ進んでいくものなのだ。