漢検を受ける予定はないけれど、毎日コツコツ漢字の勉強をしています。

大体3級、準2級、2級あたりの書き取りと、漢字の読みをアプリで。

それ以外に、週1くらいのレベルで漢検7級の問題集を。

 

書き取りでときどきポカをやらかしますが、読みはまあまあ2級くらいまでは。

で、ちょっと出来心で準1級の四字熟語の問題をちらっと見たら、超絶難しいのよ。

だからかなあ…。

誤読が甚だしすぎて、笑えてきたよ。そして泣いた。

 

赤手□□→赤毛連盟

張三□□→張三暮四

紫電□□→紫電改

 

ダメダメじゃん。

正解は

赤手空拳(手に 武器 や戦いの 道具 となるものを何ひとつ持っていないこと。また、助けや 援助 なしで、 独力 で事にあたること。)

張三李四(ありふれた平凡なつまらない人のたとえ。張氏の三男と李氏の四男の意。)

紫電一閃(紫色の稲妻のことで、よく研ぎ澄まされた刀剣がきらりと反射すること。)

 

ごめん。

よく考えたら「紫電一閃」知ってたわ。

 

準1級への道、めっちゃ遠い。

でも頑張るわ。受けないけどね。

 

 

 

 

本日の読書:すべての雲は銀の… 下 村山由佳

 

 

カバー裏より
『宿を整え、厨房を手伝い、動物の世話をする。訪れるのは不登校の少女や寂しい老人、夢を追う花屋の娘たち……。人々との出会い、自然と格闘する日々が、少しずつ祐介を変えていく。一方、陶子は夫の消息を追ってエジプトへ。もう一度誰かを愛せる日は来るのだろうか――。壊れかけた心にやさしく降りつもる物語。』

一応主人公は祐介なのだが、彼女を兄に寝取られ、傷心の心を抱えたまま菅平の宿で住み込みのバイトをしているのだけど、彼だけが話の中心というわけではなく、まあ、青春群像劇のような感じ。
同世代の男女がそれぞれに悩み、恋をし…。

ありきたりと言えばありきたり。
でも、誰かと誰かがくっついて…というような予定調和では決してなく、何なら誰もはっきりとはくっついていない。(祐介の兄と元カノは除く)

それぞれに前を向いて、一歩踏み出そうというところで終わる。
失敗するかもしれないが、やらないことでの後悔はしないという決意。
うん、いいんじゃない?

ただ、青春からはるかに年をとってしまった私は、不登校の少女・桜と、その母親の智津子の確執の方が心に刺さった。
親の期待に応えても応えても、満足してくれない母。
無理強いをしているわけではない、できる子だと信じているから背中を押しただけと智津子は思っていた。
でも、もしかしたら、世間に対して見栄を張っていただけ?

お互いを大切に思いながら、お互いに触れない二人。
桜が徐々に母親に自分の気持ちを伝えられるようになり、それに戸惑いながらも受け入れようと努力する智津子。
この二人がとてもよかった。