フラゲとは縁のない北海道在住のわたくしは、発売日当日の今日、テレワークの昼休みに近所のセブンに走り、Hey!Say!JUMPのアルバムを引き取ってまいりました。

んで、iPodに取り込みながら聞きながら午後の仕事を進めました。

Viva!テレワーク!

 

すでにMVが公開されている『Ready to Jump』はもちろん大好きなのですが、『Dirty Innocennce』がかなり気に入りました。

前回のアルバムは割とラップ調の曲が多かったのですが、今回はバラエティに富んだラインナップ。

結構難しい曲も多くて、なかなかOKがもらえなかったと髙木くんも言っていました。

 

『ときめくあなた』は確かにHey!Say!JUMPが歌っているんだけど、ちゃんと川谷絵音の曲だってわかる。

そして、絶対ライブで歌わざるを得ないような作りになっているところがあざといなあと感心。

 

メンバーの大半が推している『キミノミカタ』は、SMAPっぽい曲じゃないですか?

なんか歌い方も含めて、SMAPっぽいなあと思ったのは、この曲だったと思います。(違ったらごめん)

 

あと、一番気になっていた、Quiz Knockが作詞した『please,`Q'uickly!』なんですけど…

どういうベン図を想定してこの曲を作ったのか?

Hey!Say!JUMPのファンの集合とQuiz Knockのファンの集合の共通部分にわたくしはおるのですが、この部分はめっちゃ小さいと思っているのですよ。

 

アウェイのQuiz Knockが、どんなアプローチをHey!Say!JUMPのファンに仕掛けてくるのかと思ったら、ガチ中のガチのクイズじゃないですか。

大丈夫なの?

Hey!Say!JUMPに変なことさせるな!ってとびっ子たちを敵にまわさない?

 

「めずらしく山田のテンションが高い」ってみんなに言われました、とニコニコ山田くんが言ってくれたので、気に入ってるって言ってくれたので、Jumpファンの皆さん、怒らないでね。

わたし的にはちょっとした黒歴史になりそうです。

 

仕事が終わったらコロナのワクチン(5期目)を打ってきたので、まだ特典映像は全然見てないんだ。

副反応がなかったら、明日以降に見ることにしよう。

と言いながら、今日徹夜で見るかもしれないなあ。

あと3週間でLIVEだもの。

ああ、楽しみ。

 

 

 

 

本日の読書:いつか王子駅で 堀江敏幸

 

カバー裏より
『背中に昇り龍を背負う印鑑職人の正吉さんと、偶然に知り合った時間給講師の私。大切な人に印鑑を届けるといったきり姿を消した正吉さんと、私が最後に言葉を交わした居酒屋には、土産のカステラの箱が置き忘れられたままになっていた……。古書、童話、そして昭和の名馬たち。時のはざまに埋もれた愛すべき光景を回想しながら、路面電車の走る下町の生活を情感込めて描く長編小説。』

『いつか王子駅で』というタイトルを見て、いつか王子駅で誰かと会ったり何かをしたりする話なのかと思ったら、最初から主人公はこの駅のある町で暮らしている。
このタイトルの意味は、最後まで読まないとわからないのだけれど、最後まで読んだとき、「いつか」に込めた想いにはっとさせられた。

これは小説なのだけれど、読んでいる途中なんども「エッセイだったっけ?」と思ってしまうほど、目に見えるものだけではなく、匂いや手触りなどが感じ取れるくらい詳細な文章。
なのにくどくない。

主人公は時間給で雇われた講師や翻訳などで生活しているのだが、その暮らしは楽ではない。
けれどその内面は豊かで、大家さん一家や町工場の職人、古書店主や喫茶店のママなどととりとめのない話をしながらも、周囲をよく見て(時にボーッとして)、心に浮かぶことをじっくり考えることで気づかされる、ささやかだけど大切なこと。
この辺の塩梅が心地いいのだ。

工場の旋盤工についての工場主の評価。
”林さんの凄いところは、仕上げの腕前ではなく、そこにいたるまでの段取りと部品の粗挽きの丁寧さを忘れないところなのだそうだ。”

心の「のりしろ」について
”最後には隠れてしまう部分に対する敬意”

こういう丁寧さが作品全体に溢れていて、優柔不断でかなり頼りない主人公に対しても、「しょうがないなあ」と受け入れてしまうのだ。
だって、こういう人が身近にいたら、きっとそう思うでしょ?

最後、王子駅に行くか行かないかヤキモキしたけれど、彼の判断を嬉しく思いました。