ミニストップだよね。
見かけたら多分走り寄るよ。
だけど、北海道にはないんだよね。
もう何年も何年も待ち望んでいるんだけど。
ミニストップの「ハロハロ」というか、ソフトクリームが好き。
それから、夏は冷たく冬は温かい、ミニストップのきしめんが好き。
ミニストップ、北海道にできないかなあ。
本日の読書:ストーカーとの七〇〇日戦争 内澤旬子
Amazonより
『ネットで知り合った男性との交際から8カ月―ありふれた別れ話から、恋人はストーカーに豹変した。誰にでも起こり得る、SNS時代のストーカー犯罪の実体験がここに。』
本を開いたとき、文字の大きさや行間から、さっくり読めそうな気がしましたが、結構時間がかかりました。
というのも、ストーカーが気持ち悪いんですよ、読んでいて。
直接暴力を振るわれたりしなくても、行動を監視され、一方的に「見ている」ことをアピールされ、何なら個人の秘密を不特定多数の人に公表されたりするのは、吐き気がするほど恐ろしい。
無視すればしつこくつきまとい、相手をすれば調子に乗る。
しかし、直接の被害がなければ警察は動かないし、誰かに相談しようにも巻き込んでしまうわけにはいかないため、うかつに相談に乗ってもらうわけにもいかない。
さらに、引かれてしまったり、「あなたにも悪いところがあったのでは」と説教されたりもする。
なぜ被害者がこんな目に合わねばならないのか。
一番腹立たしかったのは、著者が雇った弁護士。
被害者である著者の気持ちを慮ることは一切なく、法律の文面でだけの解決を図る。
ストーカー事件なんて弁護士からしたらちっぽけな仕事なのかもしれない。
だから、著者の希望はことごとく無視され、さっさと示談を成立させるべく、妥協に妥協を重ねて慰謝料を100万円も値切られたうえ、彼女の安全さえ図られない内容の示談書を作成する。
不安がどれだけ冷静な判断を阻害するのか。
恐怖はどれだけ突然にフラッシュバックするのか。
残念ながら日本の法律では、その辺の考慮は全くなく、事件が凶悪化するのを防ぐことも再発を防止することもできない。
「生活保護を受けているから、慰謝料は払えない」と言いながら、保釈請求をする加害者。
保釈金は用意できるということなのか。
最初は、著者の態度が手ぬるいのではないかと思った。
相手の立場や気持ちを忖度して、何度も説得しようと試みる。
怖いのに。
気持ち悪いのに。
でもそれは、彼女がことばを使う仕事を生業にしているからなのではないかと思った。
話せばわかる、と思っていたのだろう。
だが、残念なことに、どんなに心を込めて話しかけても、言葉をつくして語りかけても、全く響かない人というのはいるのだ。
私のささやかな人間関係の中にも、いる。
悪気なく人の心の痛みを感じることのない人が。
警察から注意を受けてもストーカーであることをやめられない場合は、依存症のように病である場合が多いのだそうだ。
しかしその認識はあまり一般には知られていず、仮に逮捕されたとしても一年足らずで社会に戻ってきてしまう。
一番に守られなければならないのは、被害者の心身における安全と安寧。
そして再発防止のための各種の制度。
少しずつ是正されているとはいえ、もっと実効性のある制度の構築を早急にすべきである。

