先週の木曜日に人間ドックを受けたのですが、どうもそれ以降体調がすぐれません。

金・土はまだなんとか、気のせいか?と自分をごまかすこともできましたが、日曜日はもう、明らかに胸やけが辛い。

胸のむかむかとゲップ。

 

胃カメラでは、胃と食道の境部分が少し腫れていると言われたのですが、それは以前からのことで、人間ドックを受けるまでは全然問題なかったのに。

 

月曜日は飲み会があったこともあり、胃薬を服用。

昨日も引き続き胃薬を服用。

今日は胃の調子が良くなったと思ったら、お腹の具合が悪い。

胃薬をやめて正露丸を飲む。

胃薬をやめたせいか、胸やけ復活。

 

お腹と胃、どっちを優先すればいいんだろう?

とりあえず土曜日の飲み会までには体調戻さなくては。

最近の体調変化

 

Ameba健康部

 

 

 

 

 

本日の読書:戦前尖端語辞典 平山亜佐子

 

Amazonより
『生活、学生、外来語、思想、女学生、文化、医療、社会、隠語の9つのジャンルからなる新語・流行語を大正8年〜昭和15年までの約30の流行語辞典から収録。言葉が生まれる背景から関係する当時の事件まで、多くの引用とともに書かれた著者オリジナルの解説に加え、同時代の文芸作品から用例を入れ、使い方を示した。当代きっての漫画家・山田参助のイラストもふんだんに使ったダンゼンたのしいモダンな一冊‼』

江戸時代ならまだしも、大正8年から昭和15年までに出版された新語・流行語辞典に、どれほど知らない言葉があるかと思ったら、大概知りませんでしたね。
明治維新後、外来語と海外の思想や文化がどっと日本に押し寄せてきたのが、少し落ち着いてきた大正から昭和の戦前まで。
融通無下に海外の言葉や思想を日本語に落とし込んで使っています。

辞書なので、語釈や例文もありますが、当時の語釈だけでは今はわかりにくいので、突っ込みとして現在の解説もついています。

例えば『イデオロヒメ』
語釈としては「ヒメは姫である。姫という以上、娘のことである。『彼女はシャンだけどイデオロ姫でねえ」なぞと云われる御令嬢は、小むづかしい屁理屈を並べ立てて、おしゃべりは一人前以上だが家庭のことなんか出来ないという厄介なモダン嬢のことである。先づ恋人にも女房にも、お薦め致しかねる代物である。」と、偏見まみれの文章が書いてある。
そのあとに解説が「この語釈はモダン嬢より上の世代の人間が書いているのだろう。「ご心配なく。あなたの恋人にも女房にもなりませんから」という姫の声が聞こえるようだ。」と突っ込む。

モダンボーイ、モダンガールは知っていましたが、モダンジイ(モダン爺)は知らなかった。
じゃあモダン婆があるのかと思ったら、モダンマダムなのかな、モジに対する言葉としてモマですって。
私もイカしたモマを目指すわ。←よく考えたらモダンじゃなくてもいいか

この当時から使われていたのか!と驚いたのが、インフルエンス。
インフルエンザとしてではなく、現在のインフルエンサーに近い使用法。
チェイン葉書は、SNSの時代にもチェーンレターで残っていますね。
簡易生活とはミニマムな生活のこと。
セブン銀行といえば、質屋のこと。

食べ物を持ち寄って集まることを英語のCompanyからコンパニーと言い、それを動詞化してコンパル。で、今のコンパに。
名詞を動詞化するなんて、今も普通に若者語としてありますもんね。

さて、ジンゲル。
ドイツ語で歌手という意味ですが、これは芸者の隠語だそうです。
私は芸者さんを歌手と考えたことはなかったのですが、そうか…と改めて納得しました。

いろいろ愉しい読書でした。