いろいろあって、予定より3時間ほど遅れて家に帰りつきました。
もう、お昼ご飯を食べてから走りに走ったので、気持ち悪くて晩ご飯を食べるどころではなかったのですが、3時間も時間が空いてしまったので軽く食べて、家に帰ったら荷物を片付けてお風呂に入って寝るだけ。
朝目が覚めたら、体の節々が痛いのなんのって。
4泊5日で多分6万歩以上歩き、重い荷物を持って走りましたからなあ。
お芝居を観る前に吉本のグッズ売り場で買った、スーパーマラドーナのステッカーとカベポスターの付箋。
若干呆れ気味の娘を尻目に「ここにファンがいます!という吉本への意思表示なんだから、これは大事なの」と、いそいそと購入。
しかしステッカーどこに貼ればいいのだ?(やっぱパソコン?)
「大阪に行って、太って帰って来てね~」という職場の人の生温かいお言葉がありましたが、白くて細いゼロカロリーのものをこんなに食べたんだから大丈夫。
自信満々家に帰って体重計ったら、体重増えてるやないか~い!
なんでだ?
本日の読書:星界の紋章 Ⅱ ささやかな戦い 森岡浩之
カバー裏より
『故郷の惑星が帝国の領地となったために、意に反して、強大なアーヴ星間帝国の貴族となったジントは、宇宙港で帝都へ向かう戦艦を待っていたのだが……そこに現れたのはひとりの少女。彼女の名はラフィールという。同じ戦艦に乗り込む見習い士官だったが、彼女にはもう一つの身分があった。皇帝の孫娘にして帝国を継ぐ王女だったのだ!――王女とジントの冒険行を、SFマインドたっぷりに描く話題のスペースオペラ第2弾』最初にジントの生い立ちから始まったので、てっきりジントの物語なのかと思ったら、どうも今作を読む限りではラフィールが主役の話のような気がしてきました。
突然帝国に侵略され、徹底抗戦を叫ぶ地元の人たちを裏切って帝国の貴族の身分を手に入れたジントの父。
そんな父親のせいで、成りあがり貴族としての居場所のなさを抱えるジント。
ジントと父の対立、または裏切ったと見せかけて地道に抵抗の火を育て続けた父の真実、などの話かと思っていたのです。
ところが、ジントが士官学校へ向かうために乗ったっ戦艦が、反帝国勢力に攻撃され、ジントを逃がすために発射された小型機は、息をひそめて気配を隠していた弱小男爵領で捕獲されてしまいます。
自身の領地を守るため、ジントとラフィールを監禁した男爵のもとから脱出した二人の行動の結果は後味のいいものではありませんでした。
表紙の絵だったり、ジントとラフィールの会話だったりからユーモアSFのつもりで読んでいたので、突然の、生き残りをかけた闘いの厳しさに、目が覚めた想いでした。
貴族には貴族の生き方があり矜持がある。
それを守るためならどんな手段を取っても…というのは、ジントよりもラフィールこそが皇帝の孫として日々突きつけられたものなのです。
男爵領から脱出しても、逃げついた先は反乱軍に制圧された場所。
生活様式も言葉も通貨も違う異国で、今度はジントがラフィールを守ります。
ね、最後の一巻は『王女の帰還』になりそうじゃないですか。



