ちょっと考えると読めるんだけど、絶対一度「ん?」って止まってしまう漢字がある。

 

面、つまり顔に厭っていうことは、あばただっけ?にきびだっけ?

違います。

あばたは痘痕。

にきびは面皰。

だ・か・ら靨はえくぼです!

 

と、ここまでをひととおり考えないと答えにたどり着かない。

だってさ、えくぼはかわいいのに、なんで面に厭なの?

 

というわけで、漢字の意味を調べてみた。

 

厭という字には嫌がるという意味のほかに、押さえるっていう意味がありました。

面=顔を押さえることから靨がえくぼになったのね。

これでもう迷わない。

でも、笑窪でいいじゃん。だめ?

 

あと結構迷うのが

蟋蟀(こおろぎ)

蝙蝠(こうもり)

とか(蝙蝠が最初だと読めるんだけど、先に蟋蟀が来ると迷う)

蜻蛉(かげろう)

蜻蛉(とんぼ)

とか(同じじゃねーか!)

 

蟷螂は「蟷螂(とうろう)の斧」という言葉を覚えて読めるようになりました。

意味は《かまきりが前あしを上げて、大きな車の進行を止めようとする意から》弱小のものが、自分の力量もわきまえず、強敵に向かうことのたとえ

伊坂幸太郎の小説の『AX(あっくす)』というタイトルが、この言葉からつけられたというので、斧は英語でAXというのもついでに覚えました。

 

週末は関西に行くので、漢字の勉強はちょっとおやすみ。

 

 

 

本日の読書:ねぎぼうずのあさたろう その6 飯野和好

 

Amazonより
『シリーズその6に登場する野菜は豆。舞台は東海道岡崎近くの八丁村。味噌の蔵元を舞台にあさたろうが活躍する「みそだまのでんごろうのわるだくみ」。乗っ取り屋でんごろうは味噌姿、子分は大豆の格好をしています。泣きじゃくる男の子から聞いたでんごろうの悪行に、あさたろうの正義の心が奮い立ちました。「悪いやつだなあ」。勇気のネギ汁を武器に、でんごろうを追いかけて「えーい」と一刀両断。今回のあさたろうは強い。』

今回のあさたろうは強い。
何しろ弟分のにんにくにきちが用事でいないのに、ひとりで事件を解決してしまったのだから。

ヤクザと味噌屋の二股稼業、みそだまのでんごろうが、まるまめやの味噌を奪い狼藉の限りをつくしたのを、たった一人で乗り込んで、攫われたまるまめやの娘を助け、でんごろう一味をやっつける。
ネギ汁最強だなあ。

しかし、いよいよあさたろうの旅の目的がわからなくなってきたぞ。
そしてにきちは再び合流できるのか。