8月も今日で最後。
令和5年度になって今日で5ヶ月しか経っていないことに今日気がついて、愕然とする。
もう一年分は働いた気がするのだが。
ところで今月のカレンダー。
ムーミンとムーミンママとミムラ姉さん、そして海賊?猫?
ムーミンパパの姿は見えませんが帽子だけが…!
いったい何があったんじゃ!?
本日の読書:近代能楽集 三島由紀夫
目次
・邯鄲(かんたん)
・綾の鼓(あやのつづみ)
・卒塔婆小町(そとばこまち)
・葵上(あおいのうえ)
・班女(はんじょ)
・道成寺(どうじょうじ)
・熊野(ゆや)
・弱法師(よろぼし)
成田美名子のマンガで多少能のことはわかるようになったのですが、一応一編読むごとに元の作品のあらすじも調べてみました。
最初に一番面白いと思ったのは、『熊野』です。
ユヤの嫋やかな中の強かさ、宗盛の愛情の中の酷薄さ。
気持ちの切り替えの冷徹さが、三島の時代だけではなく、令和の今でも通用すると思うのですよ。
でも、能のあらすじを読んだ後軽く読みなおすと、どれもとても上手に再現していることがわかりました。
『道成寺』の女性も強かで愉快です。
その点『葵上』の光はダメだよね。軟弱で。
『卒塔婆小町』は、舞台で見たいかも。
美女と老婆が行きつ戻りつする様を、CGとかではなく演技だけで見せてほしい。
三島由紀夫って、すごいな。
見事に全部自分の作品として完成させていました。
当たり前かもしれないけれど、やっぱりすごい。
カバー裏より
『早くから謡曲に親しんでいた著者が、能楽の自由な空間と時間の処理方法に着目し、その露わな形而上学的主題を現代的な状況の中に再現したのが本書である。リアリズムを信条としてきた近代劇に対して、古典文学の持つ永遠のテーマを”近代能”という形で作品化した8編の大胆な試みは、ギリシャ古典劇にも通じるその普遍性のために、海外でも上演され好評を博した。』目次
・邯鄲(かんたん)
・綾の鼓(あやのつづみ)
・卒塔婆小町(そとばこまち)
・葵上(あおいのうえ)
・班女(はんじょ)
・道成寺(どうじょうじ)
・熊野(ゆや)
・弱法師(よろぼし)
成田美名子のマンガで多少能のことはわかるようになったのですが、一応一編読むごとに元の作品のあらすじも調べてみました。
最初に一番面白いと思ったのは、『熊野』です。
ユヤの嫋やかな中の強かさ、宗盛の愛情の中の酷薄さ。
気持ちの切り替えの冷徹さが、三島の時代だけではなく、令和の今でも通用すると思うのですよ。
でも、能のあらすじを読んだ後軽く読みなおすと、どれもとても上手に再現していることがわかりました。
『道成寺』の女性も強かで愉快です。
その点『葵上』の光はダメだよね。軟弱で。
『卒塔婆小町』は、舞台で見たいかも。
美女と老婆が行きつ戻りつする様を、CGとかではなく演技だけで見せてほしい。
三島由紀夫って、すごいな。
見事に全部自分の作品として完成させていました。
当たり前かもしれないけれど、やっぱりすごい。
