昨日、美容院に行って髪を切ってきました。
行くときは伸びた分を切りそろえる程度のつもりだったのですが、あまりの暑さに「ばっさりやっちゃってくれぃ」と言ってしまいました。
肩より10センチくらいは長かったのですが、帰りはちびまる子ちゃんよりもしかしたら短いかも、なくらい。
「いや~、思い切りましたね」
いえいえ店長、切ったのあなたですから。
全日本ばっさり選手権で暫定1位ですよ。
髪を縛ることはできなくなりましたが、短い髪で暑さも少しは耐えられる…ような気もします。
髪を洗うのも楽ならば、ドライヤーも短時間ですむという幸せ。
そして奥さん、ここだけの話ですが、体重も少し減りました。(本体は変わってないと思うが)
よし、優勝だ。
本日の読書:日本の方言 佐藤亮一
カバー裏より
『塩の足りないみそ汁はウスイ?アマイ?ミズクサイ?それぞれの方言では会話が成り立たないほど、ことばの地域差が大きな日本。ドンドロ(雷)、ビッキ(鮭)、ハンカクサイ(あほ・ばか)など、地域に根ざした豊かな語彙の分布には、変転し、広まり、混じり合ってきたことばの来歴が刻み込まれている。共通語と標準語、方言周圏論、忌みことば、方言コスプレなど、基本的な用語も解説。『日本方言大辞典』を編纂した第一人者がいざなう。』
以前はこういう、事例の羅列だけで面白く読めていたはずなのに、ちょっと物足りなかった。
それというのも、参考文献が、というか、そのおおもとの方言調査が古くて、既に共通語になってしまったと思われる事例が多くて、肝心の方言にピンとこなかったのが大きいと思う。
例えば、ジャガイモ。
近畿から東北地方にかけてはニドイモ(なるほど)、中国地方のキンカイモ(へぇ~)、福島を中心に見られるカンプライモ(どういう意味?)に続いて北海道全域に分布するゴショイモ。
え?
北海道では普通にジャガイモと言っていますが?
と思ったけど、よ~くよ~く思い出してみると、なくなった祖母はゴショイモと言っていたような気も…。
漢字で書くと御所芋ではなく、五升芋。
たくさん取れるからね。
でも、ことほどかように、事例に納得感がない。
お手玉のこと「アヤ」なんて言ったことないもの。
北海道弁の「したっけ」は、比較的新しい方言なんだとか。
多分「そうしたら」という意味の方言が、「じゃあね」に転用されたのだと思うけど、それでも私が学生の頃にはあったような気がするなあ。
面白かったのは、「明後日の次の日」。
西日本の大部分は「シアサッテ」と言い、東日本は「ヤノアサッテ」というが、都区内は「シアサッテ」。
「明後日の翌々日」は、西日本が「ゴアサッテ」(四(し)の次だから)、山形県の一部では「ココノアサッテ(八(や)の次だから)。
これはうかつに「○○アサッテ」なんて言っていたら違う地域の人には通じないから、「何日」とはっきり言わねばなりませんな。
あと、方言コスプレ。
”話し手自身が本来身につけている生まれ育った土地の方言とは関わりなく、日本語社会で生活する人々の頭の中にあるイメージとしての方言を演出することであり、関西人でもないのに「なんでやねん!」とつっこんだり…(以下略)”
言われてみれば、私も無意識にやってるでごわすなあ。