なかなか思い通りにはいきませんが、少しずつ漢字の勉強も継続しています。

今までより少し難しい漢字を読み始めたので、時々読めない漢字が出てくるようになりました。

読めても、意味の解らない言葉もあります。

読み方、意味を調べながらノートに書き写していますが、覚えられるかどうかはまた別の話。

でも、努力はしておこう。

 

今日読めなかったのは

屡次(るじ)ーたび重なること。たびたび。しばしば。

 

読めるけど、意味がはっきりしなかったのは

赫然(かくぜん)ー1.はげしく怒るさま2.輝くさま

宥和(ゆうわ)ー対立する相手を寛大に扱って、なかよくすること

簸却(はきゃく)ー箕(み)でふるうようにして、一部をはらいすてること

劫掠(ごうりゃく)ーおどして奪い取ること

 

しばらく前から覚えようと頑張っているけど、なかなか覚えきれないのが

約(つづま)やかー1.まとめるさま。つつましいさま。2.倹約するさま。つつましいさま。3.ひかえめなさま。つつしみ深いさま

 

「つましい」ー倹しい、約しいと、「つつましい」ー慎ましい、とごっちゃになってしまって、なかなか覚えきれません。

 

覚えたのは

鯇(あめのうお)ービワマスのこと。ビワマスというのは琵琶湖にのみ生息する固有種

あめのうおの由来ー大雨の日に群れをなして河川を遡上することから

他に「雨の魚」「鰀」「江鮭」がある

 

意味を知って読めた方が、後々書くときに覚えやすいだろうという計算の元、まじめに調べています。

ただ、そこまで到達できる自信はなくなってきたなあ。あはは。

まあ、自分の可能性にかける。←と言って、毎回自爆する(´;ω;`)ウッ…

 

 

 

本日の読書:トオマス・マン短篇集 Ⅰ トオマス・マン

 

目次
・幻滅
・墓地へゆく道
・道化者
・トリスタン

どうしてこの本が手元に届いたのか?
昭和25年発行のこの本、文字が小さいとか、旧字体が使われているということのほか、古すぎてインクがかすれてもはや謎解きレベルに読みにくかったです。
Amazonで調べてみると、昭和54年に短編17編を収録した『トオマス・マン短篇集』が同じ岩波文庫から出ています。
この本には4篇しか収録されていませんから、いくつかの短編集を合本したのでしょうか。

しかも、読み終わってから札幌市の図書館の検索サービスで『トオマス・マン短篇集』を検索したら、出てくるのは新しいほうだけなのですよ。
どうしてこの本が手元に届いたのか?

この短編集の中で一番長いのが『トリスタン』。
タイトルを見たとき、アーサー王伝説の話だと思ってテンション上がったのですが、違いました。

サナトリウムで出会った売れない作家と、子どもを産んだばかりの女性の本のささやかな交流を描いた話。
『魔の山』のような舞台です。

作家のほうは割とあからさまに好意を態度に表しますが、女性はもちろん療養者同志としての好意しか見せません。
しかし、症状の軽い人たちが気分転換にソリで遠乗りに出かけた折、施設に残った二人がトリスタンとイゾルデをモチーフにした曲をピアノで弾いたとき、確かに二人の間には何かが通じ合ったのです。

具体的に書かれていないから余計に二人の心の奥の微かな交流が美しく思われます。
最初からわけもわからず死の気配が感じられて、繊細なガラス細工を扱うように、そうっと息をひそめて読みました。