もっと気温が高かった時はあったかもしれない。

だけど、こんなに気温が高い日が続いて、湿度が高い日が続いたのは、北海道ではほとんどないこと。

なのに、夏バテもせずぴんぴんしています。

 

「暑い~」とは思っているんですよ。心から。

もちろん言霊大事なので、口にもしています。「暑い~」

 

なのに、夜はちゃんと寝てるし、食欲は全然落ちないし、あろうことか体重は増えた。

解せぬ。

 

もしかして、人には感知できぬほどかすかな食欲の秋が、既に始まりつつあるのか?

 

だけど、10月に大阪で食い倒れる予定なので、まだ、体重が増えては困る。

なんとかしてください、神様。

 

 

 

 

 

本日の読書:火のないところに煙は 芦沢央

 

カバー裏より
『「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」突然の依頼に、作家の〈私〉は驚愕する。心に封印し続けた悲劇は、まさにその地で起こったのだ。私は迷いつつも、真実を求めて執筆するが……。評判の占い師、悪夢が憑く家、鏡に映る見知らぬ子。怪異が怪異を呼びながら、謎と恐怖が絡み合い、直視できない真相へとひた走る。読み終えたとき、それはもはや他人事ではない。ミステリと実話怪談の奇跡的融合。』

目次
・染み
・お祓いを頼む女
・妄言
・助けてって言ったのに
・誰かの怪異
・禁忌

基本的ホラーは苦手なので、できれば読みたくないと思っていました。
でも、順番が来ちゃったからには読みますよ。しぶしぶ。

とても読みやすい文章で、気がついたらすいすい読めていました。
一応、夜に読むのは自粛しましたが、怖いことは怖いけど、これなら大丈夫。

と思ったら、だんだん話が進むにつれて、雲行きが怪しくなってきます。
え?
そうなっちゃうの?
でも一つ疑問なのは、お祓い師の陣内さんは何してるの?
榊さんの単独行動だったのだから、関係ないということ?
それとも陣内さんまで…?

あと、最初に「とっさに浮かんだある怪談」が何のことかわからなかった。
〈私〉が向きあいたくないと本能的に思っているその事件って何?

実話系怪談と銘打っているので、すべての謎を解明する必要はないのかもしれないけれど、最初の謎は思わせぶりで終わってはいけないと思うので。
いや、私の読解力の問題なのだろうけど。

にしても、こういう系の話のどこが嫌って、怖いのももちろん嫌なのだけど、何も悪くない人の命が簡単に失われてしまうこと。
これが読んでいてどんよりしてしまうわけです。