解説
原泰久の人気漫画を実写映画化した大ヒット作「キングダム」シリーズの第3作。
春秋戦国時代の中国。天下の大将軍を志す少年・信(しん)は秦の若き国王・えい政(えいせい)と運命的な出会いを果たし、ともに中華統一を目指すことに。魏との戦いに勝利をおさめた彼らのもとに、秦に対して積年の恨みを抱える隣国・趙の軍隊が攻め込んでくる。えい政は長らく戦場から離れていた伝説の大将軍・王騎(おうき)を総大将に任命。王騎から戦いへの覚悟を問われたえい政は、かつての恩人・紫夏(しか)との記憶を語る。100人の兵士を率いる隊長となった信は、王騎から「飛信隊」という部隊名を授かり、別働隊として敵将を討つ任務に挑むが……。
信役の山崎賢人、えい政役の吉沢亮、王騎役の大沢たかおら前2作からのキャストに加え、紫夏役で杏、趙の総大将・趙荘(ちょうそう)役で山本耕史、副将・馮忌(ふうき)役で片岡愛之助、副将・万極(まんごく)役で山田裕貴が新たに参加
映画.com
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先週の金曜日、仕事終わりに映画を観てきました。
もちろん最初からこの映画は見に行くつもりでしたが、今回はやけに10さんが「行こう。行こう」とうるさかった理由はすぐわかりました。
10さん、杏のファンだからなあ。
映画を観終わって、10さんとほぼ同時に「この映画の主役ってさあ!」と声を発する。
私たちはきっと勘違いしていました。
この映画の主役は山崎賢人である、と。
だけど、やっぱりこれ、主役は吉沢亮だよね。
今回の映画でも、えい政(吉沢亮)のエピソードに結構時間を使っている。
しかもこれがいい話なんだ。
思わずガンダムの第28話『大西洋、血に染めて』のカイさんとミハルを思い出したわ。(これは個人の感想です)
それに引き換え信(山崎賢人)のほうは、王騎将軍のもとでの修行はナレーションベースほどにも描写が薄い。
信の出世物語、または成長譚なのだとしたら、ここの描写がめっちゃ大事なのでは?
それでも百人隊長になったけれど、戦いっぷりは以前と同じ。
部下の出来が良いからうまく回っているけれど、基本個人の力で戦闘機って戦っているだけだもんなあ。
人としての器っていうか、重みというか、厚みというか。
吉沢亮演じるえい政の話なんだよ。
キングダムって言ってるし。
ディスっているわけじゃないのよ。
映画は面白かったの。
戦闘シーンには突っ込みどころ満載だけど、迫力のある画面、宮廷での権謀術数、計り知れない王騎将軍。
どれもこれも面白い。
この時代の知識がほとんどないので、歴史ものなのに次の展開が読めないのもまた面白い。
卑弥呼の500年も前に中国ではこんなことが行われていたんだなあ。
シリーズ4も楽しみです。