先週の土曜日、図書館で本を借りました。

札幌市の図書館は10冊まで予約をすることが可能なので、毎度10冊きっちり予約をします。

でも、必ずしも10冊が届くわけではなく、人気の本はしばらく順番待ちをしなくてはなりません。

 

で、先週の土曜日、届いた本は7冊だったので、図書館の本棚から2冊を選んでそれも借りました。

1冊くらいは途中で届くかもしれないので、9冊借りようと思ったのです。

ところが図書室の出口近くにあったフェア用の本棚に読みたい本が!

もう一度窓口に戻って、計10冊を借りて帰りました。

 

14日で10冊。

結構きついけれども、頑張れば無理ではない。

 

ところが木曜日に1冊、金曜日にもう1冊、予約した本が届いたとの連絡が。

週末に取りに行かないとせっかく順番待ちしていた本が流れてしまう。

札幌市は一度に借りられる本は10冊までなので、読んだ本を返さないと新たに借りることができません。

 

というわけで、昨日の土曜日、先週に読んだ5冊を返しました。

本来なら残りの5冊を1週間で読めばよかったのですが、この時点で1週間で7冊読まねばなりませんでした。

しかしさらに、司書さんが個人的に1冊貸してくださったので、1週間で8冊です。

うひゃ~、こいつは厳しい。

 

…落ち着け、自分。

昨日借りた本は昨日借りた本で、それぞれ2週間借りることができるし、司書さんの本は貸出期限がありません。

余裕だろう。

 

いえいえ、来週受け取る予定の本を10冊予約しているので、やっぱり最低でも7冊は読まないと借りられない本ができてしまいます。

動画視聴やゲームは少し我慢して、今週は個人的読書週間にしましょう。

あ…飲み会があるんだった…。(-_-;)

 

 

 

 

本日の読書:さざなみのよる 木皿泉

 

Amazonより
『富士山の間近でマーケットストア「富士ファミリー」を営む、小国家三姉妹の次女・ナスミ。一度は家出をし東京へ、のちに結婚し帰ってきた彼女は、病気のため43歳で息をひきとるが、その言葉と存在は、家事や友人、そして彼女を知らない次世代の子どもたちにまで広がっていく。宿り、去って、やがてまたやって来る、命のまばゆいきらめきを描いた感動と祝福の物語。』

最初に書いておくと、作者が書きたかったことはわかるし、読後感は良いし、こういう作品を必要とする読者は一定数いると思う。
だからまあ、『本屋大賞』向きと言えるよね。

ただ、これはもう本当に個人的な問題なのだけど、人の「死」を感動の機転にする、または感動の核とするような話が嫌い。

それと、『昨日のカレー、明日のパン』の時も思ったけれど、あだ名のつけ方に品がないと思う。
あからさまに下品な言葉を使うわけではないけれど、対等な人というのではない、記号化した人格に対してのあだ名というのが、相手の人に対して失礼と感じてしまうので。
看護をしてくれている人に対して「ヨ」とか「お」とか「ケッ」ってあだ名を付ける神経。
自分のいないところでそういう呼び方されているのって、私だったら嫌だなあ。

そういう本筋ではないところにひっかかって、最初の方は20~30ページごとに本を置いて「しんどいなあ」と思っていた。
最後まで読むと、ナスミのすべてを笑って受け入れる姿勢が、いろんな人を支えてきたんだなあとしみじみしたりもして、まあ、読んで損のない小説ではないでしょうか。