今日は10さんがサッカー観戦に行っている隙に、近代美術館に行ってきました。
エッシャーの絵が見たくて。
エッシャーはいままでにもいろんなところで見てきたので、今回展示される作品も初めてではないのですが、好きなんですよね。
あと、ダリも。
実際の展示にトリックアートはほとんどありませんでした。
スーパーリアリズムとかシュールリアリズムはトリックアートじゃないと思うんですよね。
だまし絵を見たくて行きましたが、絵じゃなくてすごかったのが、これ。
スプーンとフォークで作られた塊が、光を当てるとバイクの影。
エッシャーとダリの絵のマグネットを買って帰りました。
本日の読書:蛍坂 北森鴻
目次
・蛍坂
・猫に恩返し
・雪待人
・双貌
・孤拳
《香菜里屋》に集まる人は、皆それぞれに鬱屈を抱えながら、マスターの工藤に心をほぐしてもらって前に進む。
取り返しのつかない選択でさえ、工藤に話を聞いてもらって、美味しい料理とビールがあれば、なんとか前に進んでいける。
苦い後味の話もあるけれど、時系列と人称が複雑な割に最後に明るく終わる『双貌』が面白かったかな。
だけど『孤拳』が白眉。
5歳しか年の違わない叔父と姪。
幼なじみの恋人同士のような二人の日々。
見ようとしなかっただけで、最初から終わりが来ることはわかっていた。
だから互いに口にせず、大切にしてきた想い。
それは『孤拳』という、誰も聞いたことのない幻の焼酎、二人だけの秘密の味。
「前に進みなさい。でも忘れないで。」
あまりにも切ないメッセージに涙が。
Amazonより
『ビールの苦みが、心に寄り添う夜がある――何度でも味わいたい、極上のミステリー!若き日の面影を探して街をさまよううち、カメラマンの有坂祐二はビアバー《香菜里屋》に辿り着く。十六年前に別れた恋人の名を耳にした男は、料理上手で聞き上手のマスター工藤に心をほぐされ、胸の奥底にしまっていた過去を語り始める。そこには思いもよらぬ謎が――(表題作)。連作短編ミステリーの傑作!』目次
・蛍坂
・猫に恩返し
・雪待人
・双貌
・孤拳
《香菜里屋》に集まる人は、皆それぞれに鬱屈を抱えながら、マスターの工藤に心をほぐしてもらって前に進む。
取り返しのつかない選択でさえ、工藤に話を聞いてもらって、美味しい料理とビールがあれば、なんとか前に進んでいける。
苦い後味の話もあるけれど、時系列と人称が複雑な割に最後に明るく終わる『双貌』が面白かったかな。
だけど『孤拳』が白眉。
5歳しか年の違わない叔父と姪。
幼なじみの恋人同士のような二人の日々。
見ようとしなかっただけで、最初から終わりが来ることはわかっていた。
だから互いに口にせず、大切にしてきた想い。
それは『孤拳』という、誰も聞いたことのない幻の焼酎、二人だけの秘密の味。
「前に進みなさい。でも忘れないで。」
あまりにも切ないメッセージに涙が。


