昨日の午前中は、美容院へ行ってきました。
実は先月予約日を間違えて、すっぽかしてしまったので2ヶ月ぶりです。
冬の間全然伸びなかった髪が、この2ヶ月で結構伸びたのはいいのですが、白髪が目立つようになってきました。
配置換えがあったのか、2ヶ月ぶりに行くと担当は店長になっていました。
で、いろいろと今後の方針も変わりました。
まず、3ヶ月くらい前にストレートパーマをかけましたが、癖毛が自然に見える髪型に変更です。
ストレートに長い髪だと、生え際の白髪に目が行きやすいから。
髪がうねっていると、そちらに目が行くので白髪が目につきにくくなるんですって。
黒く染めるのを止めて、明るめの髪色にする。
今までいくつかの美容師さんに「明るめに」とお願いしました。
東京ではベースを赤にした黒で染めてくれていたのですが、札幌に来てからは何人もの人に「明るい髪色にすると余計白髪が目立つ」と言われ、つい数か月前にようやくメッシュを入れるというところで手を打ったばかりです。
が、店長が言うには、全体が明るいほうが目立たないらしいです。
というわけで、札幌では濃いブラウンをベースにした黒で染めていたのですが、今回はベージュをベースにした黒。
半年くらいかけて、徐々に明るくしていく計画になりました。
紫外線が髪に悪いのは知っていたので、ウォーキングの時などは帽子を必ず被っていましたが、それだけではなく、髪にも日焼け止めをするように勧められました。
多分男性美容師さんの方が私には向いている。
お洒落な提案をされるより、実利的なアドバイスの方がありがたいので。
東京でもずっと男性美容師さんが、手間のかからない髪型にカットしてくれて、希望に沿った髪色にしてくれたので、大変ありがたかったです。
さあ、今年の年末には明るい髪色になっているよう、楽しみに美容院に通うことにしましょう。
本日の読書:桜宵 北森鴻
カバー裏より
『一度たずねてみてください。わたしがあなたに贈る最後のプレゼントを用意しておきました――。そう綴られた亡き妻の手紙だけを頼りに、ビアバー《香菜里屋》にやってきた神崎。マスター・工藤が語った、妻がプレゼントに込めた意味とは……。客から持ちかけられた謎の数々を解き明かす連作短編集の第2弾。』
目次
・十五周年
・桜宵
・犬のお告げ
・旅人の真実
・約束
今回は人の心の暗部をさらすような結末が多くて、しかもちょっといい話系の『十五周年』や『桜宵』にしても、仕掛け人にからめとられたような展開に、心がそう快感を欲してしまう。
例えば親族が一人もいなくなってしまった故郷から都会に出てきたタクシー運転手の日浦。
田舎の息苦しさもしんどいけど、都会の寂しさもつらい。
だけどそれは、自分が選んだ道ではないのか?
いいのか、それで?(十五周年)
(良い選択だったことが後日わかるけど)
『桜宵』も、自分が夫を残して死ぬとして、そこまでプレゼントというかおぜん立てするのはやり過ぎな気がする。
逆にすべてを知っていて黙って死んでいったのか…とうすら寒い思いがするような気がするなあ。
私だったらそんなことされたら嫌だ。
そして後半の3編はどれも、自分勝手な人物の話。
リストラを進める人事部長がするにはあまりに幼稚な行動と、それを知って足元を掬う人物の嫌らしさ。(犬のお告げ)
誰もがいい人という男が殺される理由というか…この場合のいい人って、都合のいいひとってことで、本人は善人でもなかったし自己中だったね。(旅人の真実)
そして自分勝手の最たるものだったのが『約束』に出てくる彼女。
彼女と別れたことが、彼の人生最大のラッキーだったかもよ。