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6年前の桜の写真。
もうどこで撮ったのか忘れちゃった。
日付的には札幌のはず。
どこだろう。
 
 
 
 
 
本日の読書:海の家のぶたぶた 矢崎存美

 

カバー裏より

『町の海水浴場に、ひと夏限定、レトロな外観の海の家ができたという。かき氷が絶品で、店長は料理上手だが、普通の海の家とは様子が違っている。店先にピンクのぶたのぬいぐるみが「いる」のだとか……?そう、ここはおなじみ、ぶたぶたさんの海の家。一服すれば、子どもの頃の思い出がすうっと蘇ってきて、暑さも吹き飛びますよ。心に染み入る、五編を収録。』

目次
・海の家うみねこ
・きっと、ぬいぐるみのせい
・こぶたの家
・思い出のない夏
・合コン前夜

子どもの頃、親に海水浴に連れて行ってもらったことは何度かある。
若かりし頃、友だちと海水浴に行ったこともある。
結婚して、子どもを連れて海水浴に行ったこともある。
だけど、びっくりするぐらい海の家の記憶が、ない。
思い出がないのではない。
海の家に行った記憶がなかったのだ。
海の家ってそんなに当たり前に行くべきものなの?
だから、よく海の家だけで一冊書けたな、という純粋な驚き。

ぶたぶたさんの海の家のモデルとなった、もともとの海の家うみねこのオーナー夫妻。
貧乏で苦労したのかもしれない、子どもに苦労をさせたくなかったのかもしれない、運がむいてきたからと言ってのんびり過ごすことができなかったのかもしれない。
それでも。
子どもをほったらかしにしていいわけがない。
近所の家を渡り歩いて食事やお風呂の世話になるって、ありえない。
人の面倒見が良くてみんなに慕われていたっていう、ちょっといい話にしてるけど、子どもに対しては絶対にダメな親。(思い出のない夏)

「こぶたの家」の親も、子どもの面倒を見ているいい親なんだろうけれど、子どもの気持ちが見えていないところが不安。
どうして事前に子どもの気持ちを聞かないのか?

それは「きっと、ぬいぐるみのせい」の彼にも言える。
一度ぬいぐるみをプレゼントして喜ばれたからと言って、その後彼女の気持ちを考えることもなく何かというとぬいぐるみをプレゼントするっていうのは、彼女の気持ちをに対して思考停止してるってことだよね。
なぜちゃんと考えないの?
わからないなら聞かないの?
ぶたぶたさんに説明されてもピンときてなかったようなので、今後もちょっと期待できないなあ。

ぶたぶたさんの海の家は、かき氷をウリにしているけれど、この作品を書かれたときにたくさんできたかき氷の専門店は、今どのくらい残っているのだろう。
ぶたぶたさんのお店は大丈夫だろうか。
他の料理も美味しいみたいだから、大丈夫だといいのだけれど、流行りものに乗っかるっていうのはリスクも大きいから心配だわ。