髙木くん、33ちゃいのお誕生日おめでとうお祝いケーキ
「みんなに祝ってもらってうれしい。みんなで俺の親にも感謝しよう。ありがとう!」って言える素直なところがとても好き。
髙木くんのブログを読むたびに、素直に、ポジティブに、楽しんで毎日を過ごすことの大切さを改めて感じます。
連続更新記録を今日でストップしようとしているんじゃないかと思っていますが、それすらもポジティブにとらえようと思っていますよ。
子どもと同世代の髙木くんに、いろんなことを気づかせてもらって日々感謝です。


お祝いケーキお祝いケーキお祝いケーキお祝いケーキ
本当はケーキを買ってお祝いしたかったのですが、金曜日の女子会で韓国料理とパフェを食べ、土曜の昼に結構なボリュームのそば粉のガレットを食べ、夜は家中華を食べ…今朝からというか、昨日の深夜から絶賛体調不良でした。
なのでケーキを買いにも行けなかったし、買ったとしても食べれなかったと思うの。
ごめんね。
 
今日は朝ご飯を抜いて、昼も消化を考えて軟らかく煮た卵うどんを食べたけど、10さんの作ってくれた晩ご飯がまたヘビーで、今ちょっと胃がモヤモヤしています。
明日の飲み会までには治しておかなくちゃ。
 
 
 
 
本日の読書:ノーサンガー・アビー ジェイン・オースティン

 

カバー裏より

『17歳の平凡な少女キャサリンは、リゾート地バースで恋に落ち、由緒あるお屋敷に招待されて有頂天。古めかしいお屋敷で、愛読中のゴシック小説に出てくるようなホラー体験ができる、と大喜びでノーサンガー・アビーに出かける。ところが、小説の読みすぎでキャサリンの妄想はとんでもない方向に……。オースティン初期の辛口ラブコメディー。定評ある読みやすい新訳で初の文庫化!』

みんな大好きオースティンのデビュー前作品です。
これがもう、めちゃくちゃ面白かった。

主人公は、田舎の牧師館で暮らす平凡な17歳の少女・キャサリン。
恋に恋するお年頃のこのヒロインは、『小さい頃はとても不器量で、男の子の遊びが大好きなお転婆娘で、勉強もできないし、音楽や絵の習い事もさっぱりだった。』と作者にきっぱり書かれるくらい、華やかなヒロイン像とは真逆の設定。
特筆すべきは読書好きなこと。
とは言っても、歴史書なんかは大嫌いで、ゴシック小説にはまっている。

ゴシック小説とは中世のゴシック風の屋敷、城、寺院、修道院などを背景に、超自然的怪奇性を主題とする恐怖小説。
そして、タイトルのノーサンガー・アビーのアビーとは、古い修道院を改築したお屋敷のこと。

田舎育ちのキャサリンが、初めてリゾート地でちょっとした社交界デビューをする。
ところが連れてきてくれたアレン夫人がそもそもファッションにしか興味のない社交音痴。
人ごみの中をうろうろするだけで、何もできない日を何日か過ごした後、キャサリンは親友となるイザベラと知り合う。
このイザベラが、謙遜することでマウントを取るような人なのだけど、素直なキャサリンは言葉通りに受け取り、友だちができたことを嬉しいと思う。

そしてキャサリンは気になる男性と出会ってしまう。
200年前のイギリスでは、男性の告白を受けてからではないとお付き合いはできないし、もちろん彼女から告白なんて出来ようはずもないのだけれど、見る人が見たら気持ちはだだ洩れ。

いろいろあって、キャサリンは気になる男性ヘンリー・ティルニーの妹のエリナーと仲良くなり、彼女の家であるノーサンガー・アビーに招待される。
ゴシック小説大好きなキャサリンの妄想が炸裂し空回りしちゃうのは、妄想系女子あるある。

キャサリンの兄やイザベラの兄がまた話をややこしくして、ちょっといらいらしながらもニヤニヤくすくす読む手がとまらない。
ストーリーの面白さもさることながら、細かな描写でも笑わせてくれる。

”お互いに洗礼名で呼びあい、散歩のときはいつも仲良く腕を組み、ダンスのときは、お互いの服の裾をピンでとめてダンスの組が離れないようにした。”
イザベラと仲良しだったころの描写だけど、服の裾をピンでとめるって…絶対私が通りかかったら足引っ掛けて転ぶやつだな。

ヘンリーが御する馬車に二人で乗って、キャサリンの大好きなゴシック小説の話をしている場面では
”「ああ!やめて!そんな怖い話はやめて!でも先をつづけて」
だがヘンリーは、キャサリンの熱中ぶりがおかしくなって先を続けられなかった。”

私の脳内ではキャサリンとヘンリーが『はいからさんが通る』の紅緒さんと少尉に変換されました。
そう、200年前のイギリスの小説を今の日本人が読んでも全然違和感がない。
ヒストリカルロマンス小説やラブコメが好きな人は絶対ハマると思います。