6月に京都に観劇をするにあたって、一応娘に確認する。

「行く?」

たいてい、「そんな先の休暇の予定なんてわからないよ」と言われるのですが、今回は「京都か…行きたいなあ。月曜か金曜なら行けると思う」と言われたので、ホテルを取ることに。

 

京都に泊まりたいところだけど、京都は高い。

なので今回も大阪に泊まる。

娘には木曜は早番にしてもらって、就業後は新幹線で新大阪に向かってもらう。

私はそれより早めに大阪に着くように飛行機に乗り、その日用事のある10さんは少し遅く着く飛行機で大阪へ向かうことに。

 

新大阪にホテルを取り、現地集合でございます。

3人で2泊、娘が帰った後も10さんと2泊。

今年の家族旅行はいつの間にか京都に決定しました。

 

いや、後半の2日は、兵庫とか滋賀とか奈良に行くかもしれないけど。

メインは京都で観劇。

鱧は食べたい。

…3月9日からチケット販売ってなってるけど、まだ販売方法も発表になってない。

そもそもチケット取れなかったらどうするんだ、自分。

いや、絶対取れる。

言霊言霊。

 

 

 

 

本日の読書:モップの精は深夜に現れる 近藤史恵

 

カバー裏より
『部下や自分の娘とのコミュニケーションに悩む中年課長、取引先の仕事や自分の容姿にためいきをつく女性ライター、同じ事務所でつきあっていた男に二股をかけられたモデル、こんな彼らが遭遇した不可解な事件の謎を女清掃人探偵キリコが解明する本格ミステリー。そして彼女自身の家でもまた頭を悩ます出来事が……。』

目次
・悪い芽
・鍵のない扉
・オーバー・ザ・レインボウ
・きみに会いたいと思うこと

最初の話『悪い芽』も読後感がよろしくはなかった。
「駄目な人間は、いくら管理して教育しても無駄だよ」
「自分には人を振り分ける権利があると思っているのかしら」
いるよね、こういう人。
自分は一段上にいると勘違いしている人。
そして、自分の感覚・意見が絶対正しいと信じて疑わない人。
その自信はどこから来るのだろう。
少し分けていただきたい。

しかし『鍵のない扉』と『オーバー・ザ・レインボウ』は駄目だ。
「死ねばいいのに」と思うのと、「死ぬかもしれないことをやる」のは全然違う。

『鍵のない扉』は、それっほっちの理由でそんなことする?って思う。
未必の故意かもしれないけれど、製薬会社の広報誌を作っているような人が、アレルギーについて知らないわけがない。

『オーバー・ザ・レインボウ』もなぜそっちに舵を切ったのか?
不都合な存在は目の前からいなくなればいいって、あまりにも短絡的。
そしてそんな会社に残って夢をかなえようとする気持ちもわからん。

と、文句を言いながらも読んでしまう。
キリコのキャラクターがいいんだなあ。
”相手に自分の考えを押しつけるのではなく、自分が考えを曲げて相手に従うのではなく、それ以外の解決法を見つけている。”
服装は奇天烈でも、中身は大人だよね。