家に帰ると宅急便が届いていました。
私が関東勤務になったのと入れ替わりに北海道勤務になった後輩から。
当時も「私がいない間の分をまとめてお貸しします」と、2年分200冊弱の本を貸してくれました。
今回は、本の断捨離をしているときに、この本途中までしか貸してないな、と気づいたそうです。
「読んだら処分してくださって結構です」と言われたけど、それはなかなかできないなあ。
「アルスラーン戦記」の終わり方には激怒していた彼女ですが、「創竜伝」については「しょぼい」と…。
図書館本の合い間にちびちび読もう。
「銀河英雄伝説」もくれないかなあ。←おい!
本日の読書:さらば長き眠り 原尞
カバー裏より
『400日ぶりに東京に帰ってきた私立探偵沢崎を待っていたのは、浮浪者の男だった。男の導きで、沢崎は元高校野球選手の魚住からの調査を請け負う。11年前、魚住に八百長試合の誘いがあったのが発端で、彼の義姉が自殺した真相を突き止めてほしいというのだ。調査を開始した沢崎は、やがて八百長事件の背後にある驚愕の事実に突き当たる……沢崎シリーズ第一期完結の渾身の大作。文庫版書下ろし掌篇「世紀末犯罪事情」収録。』
一年以上東京を離れていた沢崎が最初にしたことは、まず連絡の取れない依頼人を探すことだった。
浮浪者に事務所を見張るよう頼んでいた依頼者は、10年以上前、高校野球の選手として注目を浴びたあと八百長疑惑をかけられた。
疑惑が晴れる直前に自殺した姉の、死の真相を探ってくれと頼む依頼者・魚住は、その後何者かに襲われ重傷を負う。
唐突に出てくる能の世界。
『花よりも花の如く』を読んでいてよかったな。
なんとなく能の世界のイメージができる。
この事件には二組の父と娘が出てくるが、どちらの父親もある意味毒親。
娘を憎んでいるのならまだしも、かわいいと思っていると言いながら、最終的には保身に走るのだ。
タイトルの「長き眠り」の意味が分かった時、本当に長い間無為に眠りにつかされた娘たちを思って、怒りが込み上げた。
さて、シリーズ最初から沢崎の周辺に出没する「渡辺」について、ひとまず片が付いた。
作者はこれでシリーズを終了するつもりだったのだろうか。
それとも、「渡辺」については些細なことなのか。
