『ONE PIECE』も『名探偵コナン』も『ミステリと言う勿れ』もそれぞれに今後の展開は気になりますが、まさに今日、ついうっかりネットで荒川弘の『黄泉のツガイ』の無料分を読んだら、その後の展開、めっちゃ気になるやないかい!
だから今まで手を出さなかったんだけどさ。
忙しさもピークを越えて、なんとなく気が緩んで、電子コミックの無料分を読んだりしちゃって、いろいろ後悔だわ。
まだ3巻までしか出ていないから、今から追いつくのは簡単だけど、この先何巻まで出ると思う?
札幌に戻ってきた3年前に、思い切って大量のマンガを処分したはずなのに、じわじわ増えつつある昨今。
でも電子でマンガを買うことはない。
少なくともこの家に住んでいる限り。
なぜなら電波状況があまりよろしくないので、ページがめくれない状況が多々発生するのです。
タダだと我慢できるけど、お金払ってそれだと腹立つもんねえ。
幸い本棚に余裕はある。
どうしようかなあ。
ちょっと次男と相談しよう。
奴が買ってくれれば問題なしだ。
本日の読書:辺境メシ ヤバそうだから食べてみた 高野秀行
カバー裏より
『ヒキガエルジュース、ジャングルのゴリラ肉、アマゾンの口噛み酒、胎盤餃子……。辺境探検の第一人者が旅のなかで味わい尽くした、世界の「珍食」「奇食」の数々。端から見て”ヤバい”料理であればあるほど、民族の長い歴史や伝統が息づいている!?抱腹絶倒間違いなしのクレイジー・グルメ・ジャーニー!』
一応覚悟して買ったのだけど、やっぱりすごい本でありました。
巻頭カラーの『豚の生血の和え物』とか、『虫サンド』『水牛の脊髄』『ジュース用のヒキガエル』『モルモットの串焼き』など、インパクト強すぎ。
「はじめに」で書かれた”注意してほしいのは、食事中に読まないこと。”の意味。
いや、私の主たる読書時間は食事中なので、それは困るよ。
雑誌連載なので、最初の方は昆虫食(それも刺激強めのやつ)などが多かったけれど、ネタ切れなのか、それとも軌道修正を強いられたのか、後半は辺境で食べられている美食などもあったりして、食事をしながら読んでも大丈夫でした。(私の方が慣れたのかもしれないけど)
実際、昆虫食にはまだ抵抗あるけれど、『オオナマズのトムヤム』とか『アヒル肉のビール煮』とか美味しそう。
あと、広島の「鮫」。
「ワニ」と言われたり「サメ」と呼ばれたり、一体どっちなんだい?と思うけど、食べてみれば爬虫類の「ワニ」に似た味なんですって。
ってことは、昔、日本にクロコダイルかアリゲーターがいたってこと?(調べたら化石が発見されてますな)
だから昔の人はサメを食べて「この味はワニじゃ!」とか言ったのかしら?
なんて妄想も浮かんでしまう。
「奥様もよくゲテモノ食に付き合うな」と思ったら、もともと奥様の方がゲテモノ食いのノンフィクション・ライターで、それを唆して記事を書かせていたのが、当時編集者だった著者なのだそう。
これはもう運命のカップルですな。
辺境という、何かと不便な土地で手間暇かけて作る料理の様子を読むと、自分も少し手間暇書けた料理を作りたい気になってくる。
もちろん普通の料理で。
