昨日はピクミンブルームのコミュニティデイだったので、1万歩を歩いてきました。
体にいいことをしたのでご褒美に昼飲みもしました。←え?
そのうえ調子に乗って甘いものまで…。
「たい焼き食べたいなあ」と10さんが言うのですが、早々あちこちにたい焼き夜は見つからない。
というわけで、どら焼きを買って帰りました。
どら焼きも、栗どら焼きはまだしも、クリーム入りどら焼きとか餡バターどら焼きとかいろいろあるのね。
でもやっぱりスタンダードが一番美味しいわよね。
と言って買ったのが、ゴマ餡のどら焼き。
文明堂の。
だって期間限定だったんですもの。
ゴマ餡は美味しかったけど、量が少ないのがちょっと残念。(無類のゴマ好き)
昨日一万歩を歩いたので、今日は一歩も外に出なくてよい日。
10さんが買い物に行っても、ごろごろソファで本を読んで過ごす。
そしたら10さん、おやつにどら焼きを買ってきましたよ。
気に入るとすぐ何度も何度も同じものを買いたがるけど、甘味連チャンなんて調子に乗るんじゃありませんと叱った後、美味しくいただく。
セイコーマートの普通のどら焼き。
これがめっちゃ美味しい。
なんなら昨日のどら焼きよりはるかに美味しい。
皮はふわふわ、あんこはしっとり、そしてたっぷり。
ああ、お茶が美味い。
来週は病院週間なので、自分を甘やかしている場合じゃなかったのに…。
しばらく禁欲生活じゃ。
本日の読書:日日雑記 武田百合子
カバー裏より
『通信販売、水族館、美空ひばり公演、愛猫の死……世事万端に興味をもつ天性の無垢な芸術者が、身辺の出来事と折々の想いを、時には繊細な感性で、時には大胆な発想で、丹念につづった最後のエッセイ集。』
昭和の末期から平成の初めにかけて連載していた日記。
途中体調不良で休載したとあとがきに書いてあったが、筆者だけではなく、その周囲の人たちや愛猫も体調を崩し命を喪っていく。
年をとるとはそういうことか、と、他人事ではなくそう感じる。
それでも筆者の観察眼の鋭さ、描写の的確さは鈍っておらず、それどころかますます冴えわたって、このような文章をかけたらと思わずにはいられない。
”蜂がやってきて石のくぼみに溜まった汁に落下、あわてふためいてよじ上った。口を開いて汁を吐きつつ紐の切れはしのような胴体と羽をひきずって這いまわる。片方折れ曲がってしまった柔らかそうな黒い触角を確かめるようにしきりと動かしていたが、羽をふるってとび立っていった。”
く~、格好いい。
夫を亡くした母と夫と別れた娘の二人暮らしは、なんだか気楽で楽しそう。
都内の生活で芸術を愉しみ、富士の裾野の家で不自由を愉しむ。
けれど文章に書かれていない空隙に、夫のいない寂しさが感じられて切ない。
楽しいことがあったら、素晴らしいものがあったら、それを分かち合いたい相手はもういない。
年をとるとはそういうことか、と、他人事ではなくそう感じる。
ま、残す側になる可能性も同じくらいあるんだけどね。