アルバムアプリに一番最初に保存された思い出は?

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思い出ではないけれど、一番古い写真はこれだ!
 
サンピアザ水族館で買ったカワウソのぬいぐるみ。
この当時はテレビの上に乗っかっていましたが、今はテレビの前にいます。
そして時々角度を変えようと動かした画面で、テレビ台から叩き落されたりもします。
カワウソかわいいよね~。
 
 
 
本日の読書:きりえや偽本(にせぼん)大全 高木亮

 

Amazomより

『きりえやの高木亮氏が長らく作り続けてきた「偽本ブックカバー」の単行本化。『罪と罰』『人間失格』などの各国の著名な文学作品名を『罪と獏』『人間ひっかく』ともじった切り絵と、そのもじりから連想される架空のあらすじをまとめた作品集である。高木氏のかわいくておかしい切り絵と絶妙な噓の世界は、これまで多くのファンを魅了してきた。今回の書籍化にあたっては名作文学のブックガイドとしての側面を果たすため、各章末には原作本のあらすじを書誌情報とともに紹介。文学史を学ぶ学生から文学好きな年配の方まで幅広く楽しめる本を目指し、最終的にはこの本を通じて読者に世界の名作のおもしろさを知ってもらえる本にできればと願っている。』

切り絵作家の著者が、本屋さんでの作品展示イベント用に作った偽本のブックカバー。
実際に販売もしているそうですが、北海道でイベントやってくれないかなあ。

見開き2ページで1作品。
表紙の書影と帯、裏表紙のイラストと解説に初版特典読者プレゼント。


例えば『アンナ、カレーにな…』の帯に書かれたコピーは「何を入れたんだ?」。
不倫小説家と思いきや、いきなりミステリの匂いがします。
そして初版特典は「カレールー(1トン)」

『イワンのはか』の特典なんてサンクトペテルブルクの墓地権利(交通費は含まれません)だよ。
なんて迷惑な特典。笑

もちろん切り絵が素晴らしくて全部見ていただきたいのですが、ここに載せるわけにもいかないし。

爆笑したのは『リチャードさんせい』
姿勢正しく右手を挙げるリチャード王の真面目くさった顔に笑いをこらえることができませんでした。
あとは、『からしがおおか』
帯のコピーは「キャシーさぁ帰ってきたごたる」
辛子レンコンをじっと見つめる西郷どん(のような人)。
ストーリーが気になるではないか。

元となる作品は有名なものばかりなので、大抵はすぐわかるのですが、しばし考えてしまったのが『アーム状』
ガタイのいい老人と可愛らしい少女の後ろでアーム状の何かがパンを振り回しているのですが、何これ?
帯を見て納得「ただ1本のパンのために」
『ああ無情』か!

著者はガンダムファンなのかな?
時々小ネタが見られますが、『失われた土器を求めて』の表紙絵に描かれている主人公の考古学者である真壁教授の顔は明らかにあの方。
そして帯のコピー「あれは…いいものだ!」
泣かずに読めるか!?

もちろん日本文学もありますよ。
『ぱしれメロス』とか『だいだ(代打)赤おに』とか。

逆に元になった名作を読みたくなるものもあったりして、存分に楽しめました。