海沿いに住みたいと思ったことはある?

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あるさー!
子どもの頃からずっと思ってるさ!
 
わかってはいるのよ。
実際に住んでみたら潮風でいろいろ傷みやすいとか、津波や高潮の危険とか、高台に住むとしたら坂の上り下りとか、年をとってから本当に住めるのか?
 
最近キャンピングカーや車中泊の動画をよく見ていますが、本当にしたいのはキャンプでも車中泊でもないの。
海の見える高台で、海を見ながらご飯を食べて、おいしいお酒飲んで、波の音を聞きながら寝たいだけなの。
でも海のそばに家がないから、次善の策でキャンピングカーとか車中泊とか考えてみてるの。
 
さっきも海沿いの家で不動産検索したら、長男の住む姫路や次男の住む静岡や髙木くんの好きな湘南などいっぱい出てきて、うっとり。
中古のマンションで生活をサイズダウンしたら湘南に住めそうな気がしてきて、つい図書館の位置まで調べちゃったよ。
 
誰か~、海辺の家を私にください~。
 
 
 
 
本日の読書:ザ・ファイナル・オプション 騙し人Ⅱ 落合信彦

 

 

Amazomより
『超大国を手玉にとる!天才詐欺師たち。2006年。激突間近の米中両大国とアラブの富豪を向こうにまわし、沖田次郎吉、足立梵天丸ら、5人の仲間が仕掛ける巨大な騙しのゲーム。息もつかせぬ展開と、あっと驚く意外な結末!前作を上回るスケールで放つ究極のエンターテインメント!「騙し人」シリーズ第2弾。』

今回も面白かったです。
前作を読んだ時「浅田次郎?」なんて思いましたが、今回は一条ゆかりの『有閑倶楽部』みたいだなと思いました。

というのも、舞台が南太平洋で最近国家として独立した「ユナイテッド・ステイル・オブ・アジアン(USA)」で、戦前の日本陸軍が残していった設備などを騙し騙し使って暮らしているのですが、それなのにというか、だからこそというか、大変な親日国。
何しろ国旗が富士山をデザインしたもので、国家は「上を向いて歩こう」です。

おおらかで肝が据わっていて妙ななまりの日本語を話す初代大統領・ジョージ・ヤマダ(国民のほとんどがヤマダ)と、天才詐欺師・沖田次郎吉とが学生時代の友人だったことから、USAが直面している危機を乗り越えるため、米中を相手に沖田達詐欺グループがまたもや動き出す。
この辺の話を読んでいると、どうしても悠理の父ちゃんが脳内に湧いてしまうのよ。
南太平洋の島国を舞台にした話もあったしね。

それとは別に、日本で横行していた中小企業の経営者をターゲットにした詐欺グループから金を取り返し、黒幕をとっちめる作戦も並行して行われる。

考える時間を与えずに、おいしい話をエサにして振込させる手口は、まさに振込詐欺の典型。
それに中国やアメリカの外交担当者が簡単にひっかかるのは、お約束とはいえご都合主義だなあと思わないでもないけれど、大国が見下す太平洋上の小さな島国の、国をかけた大博打はやはり面白い。

前作から登場している能天気な日本の総理大臣とジョージ・ヤマダが妙に馬が合っていて面白い。
こういうう人たちがトップにいると、意外に世界は平和になるのかもしれない。