行きはフェリーでしたが、帰りは飛行機で帰ってきました。
何せ仕事が忙しいので、のんびりフェリーで帰るなんてできんのですわ。
…とうわけで、10さんの実家に寄らずにこっそり札幌に帰るわけですが、メイちゃんにブログ読まれて新潟行きがバレてたらしい。笑
「なんとかごまかすから」と、10さんは言いますが、あまりあてにはしていません。
せいぜい「どうか、告げ口しないで下さい」と心の中でメイちゃんに願うしかないな。
 
さて、いつもさっさと降りたいので通路側の席に乗るのですが、今日は急ぐわけではないので珍しく窓側に座りました。
そうしたら雲の上に虹が出ていましたよ。
なんかちょっと怖い…。

 
雲がない時は、虹もない。
 
お昼はゲーム友だち(モグ友さん)のお薦め、青島食堂の生姜醤油ラーメンを食べました。
これめっちゃ美味しかった。
麵の太さも硬さも好みですし、スープがしょっぱすぎないところも、良き。
一口目から生姜の香りが口の中にひろがるのですが、食べ続けてもくどくない。
新潟には5大ラーメンというのがあるそうですが、我が家ではこれが暫定1位です。(多分1位決定と言っていいと思う)
お土産屋さんで5大ラーメン食べ比べセットを購入しましたので、そのうち結果は明らかになるでしょう。←なに様?
 
10さんが帰ってくるまでの間に残業こなして、何事もなかったかのようにまた10さんとぐうたら過ごそうと思っているので、明日は早く起きなくちゃ。
先月長男が帰省した時に仕事と家事の両立を久しぶりに体験したので、今回は仕事と家事の両立に自信あり。
っていうか、これに子育ても並行してやってたんだよね、昔の私。
えらかったなあ。しみじみ。
 
 
 
本日の読書:モンテ・クリスト伯 アレクサンドル・デュマ

 

Amazomより

『無実の罪で13年間牢獄に幽閉された主人公が決死の脱獄の末、名を変え、姿を変え、華麗なる大変身を遂げる。最愛の女性を取り戻すために、その愛を阻んだ者たちに復讐するために…デュマ生誕200年を記念した、愛と憎悪の炎燃え上がる、世紀の大河ラブロマン。』

 

無実の罪で決して脱走などできないシャトー・ディフの監獄に囚われたダンテスは、ファリア司祭から語学や化学などの実学を学び、コツコツと脱獄の準備を進めていた。

しかし、ファリア司祭はついに3回目の発作を起こし、亡くなった。

この機にダンテスは脱獄を実行する。

そして船乗りの経験を活かして、密輸業者の船に乗り込み、機会を見つけてモンテ・クリスト島に隠された宝を見つけ、姿を消したのだった。

 

とはいえ、ダンテスが変装をしたところで読者にはわかる。

まず最初に姿を現わしたのは、ダンテスのかつての雇用主のモレル氏のところ。

モレル氏は最後までダンテスの無実を信じ、何度も関係者に掛け合ったけれども、ナポレオン派と王室派の権力争いの中でその行動は自ら災難に巻き込まれようとしているようなものだった。

そのうえ、所有していた船が沈没したり行方不明になったりして、モレル氏は今や破産寸前なのだった。

 

もちろんダンテスがその莫大な財産の中の一部を使って、かつての雇用主であり恩人でもあるモレル氏の窮状を救うのだけど。

結構モレル氏が自殺しようとする直前なんだよね、助けるタイミングが。

もっと早くなんとかして差し上げても良かったのではなくって?

しかもモレル氏の娘に「船乗りシンドバッドより」なんて手紙渡してさ、もってまわったやり方で助けるのよ。

恩人に対する態度とは思えん。

でも、これがダンテスの最後の善行で、これからは復讐あるのみ。

 

まず最初はフェルナンの息子、フランツ。

この青年、悪い人ではないというか、多分善人だとは思うけれど、金持ちの家に生まれたことによる無自覚の嫌なやつ臭がする。

『レ・ミゼラブル』のマリウスのような感じ。

苦労をしらないから、頭の中の倫理観で行動するけれど、無自覚に庶民を踏みつける。

彼と、友人のアルベールがローマの謝肉祭に出かけた先で、ダンテスが姿を現わすところで次へ続く。

 

莫大な財宝を手に入れたのはわかるのだけど、お金の使い方がえげつないダンテス。

たとえ復讐のためとはいえ、不必要な出費はなるべく抑えるが肝要かと思いますが。