長男がお土産を持って実家に行ってくれました。

そして父と一緒に母の施設へも。

父ひとり暮らしの家で、お菓子の詰め合わせを持って行ってもしょうがないと、お土産は揖保乃糸。

ああ、なんてできた息子なんでしょう←なんてバカ親なんでしょう

 

前日の夜の父の電話。

「お昼頃おいでって言っておいて。一緒にご飯食べようって」

…私一度もそんなこと言われたことないんですけど。

なんなら私が誘っても7~8割は断られる。

 

毎月母の施設から送られてくるという入居者通信の存在も、私は知りませんでした。

ましてや、いつも一人で写真に写っている母のことを心配していたなんて、まったく知りませんでした。

 

なんかなー。

私も一生懸命やってるんだけど、結局信頼されてないんやなーって。

ちょいとモヤモヤしてしまいました。

 

 

 

本日の読書:三体 Ⅱ 黒暗森林 上 劉慈欣

 

Amazomより

『現代中国最大の衝撃作『三体』驚天動地の第二部!驚異の技術力をもつ異星文明・三体世界に立ち向かうため、地球が発動した前代未聞の「面壁計画」とは!?』

 

前作から少し間があいたし、どうかなあと思いましたが、あっという間にこの作品の世界にのめり込んでいきました。

 

地球に比べて圧倒的に科学力が上の三体世界。

三体人は11次元の陽子である智子(ソフォン)という原子より小さいスーパーコンピュータを大量に地球に送り込むことによって、地球人たち語る言葉、書いた文字などすべてを知ることができ、地球人たちの科学的進歩の芽をすべて摘み取った。

地球はこのまま三体人に乗っ取られてしまうのか。

 

過酷な惑星環境で、何度も何度も文明を全滅させられた三体人は、基本的に思考はすべてオープンである。

つまり裏表がなく、陰謀もなく、聞かれたことに対する答えはすべて真実。

これは、過酷な環境だからこそ、一人勝ちをするのではなく、力を合わせる方が長い目で見て生き残りやすいということ。

地球の場合、ある程度豊かだから、持てる者が一人占めするために陰謀をめぐらすってことなのでしょうか。

 

全てが三体人の前にオープンになっている状態の中で、三体人の裏をかくには、個人の思考が武器となる。

オープンになっている作戦、その裏をかく作戦、さらにその奥に隠された作戦と、ひとりの脳が考える複雑で多層的な作戦こそが三体人に勝利するための唯一の手段。

そのため、地球人は4人の面壁者を任命する。

対する三体人は、面壁者の作戦を見破り無効化するための破壁者を3人任命する。

 

唯一破壁者を持たない面壁者・羅輯(ルオ・ジー)は、三体人を地球に呼び寄せた葉文潔(イエ・ウェンジェ)の亡き娘の高校時代の同級生。

彼は葉文潔から「宇宙社会学を勉強しなさい」と言われる。

彼はいったいどうやって三体人たちと闘おうというのか。

 

他の登場人物たちもそれぞれに思惑があり、それが錯綜し、読んでいて楽しくてしょうがない。

まだ物語のなかばなので、この先どう話が広がっていくのかはわからないけれど、ちょっと偶然が過ぎるなあと思うところも含めて、とにかく先が気になる。

 

ただ、私の頭ではどうしても理解できないのが、三体人の認知の範囲。

地球人全ての会話、地球上全ての書かれた文章、全てを智子が分析するとして、それらの重要度などの判断はだれがどのように下すのか。

例えば葉文潔が羅輯に言った「宇宙社会学を勉強しなさい」という言葉の重要さを、話された瞬間に判断できたのか。

例えば名もない一人の人間が放った心にもない罵声は、三体人のところにも届いたのか。

小さな子どもの、意味もなさない喃語を三体人は理解するのか。

 

話された言葉、書かれた文字しか理解できず、脳内の思考はわからないとするならば、面壁者以前に、手品はどうなのか。

アイコンタクトの意味は分かるのか。

サッカーのノールックパスを予想することはできるのか。

などなど、いろいろ考えてみたけれど、三体人の限界がわからない。

 

あと、羅輯がこころに想い描いた理想の女性、理想の住処などが、要求すればすぐに用意されるっていうのは、一体どういうわけなのだろう。

羅輯の好みが誰かに熟知されているってこと?

理想の住処が国連に寄付された土地の中にすでにあったなんて、絶対誰かの何かの策謀だと思うのだけど。

 

それは勿論地球人ではないだろうから、平和主義者の三体人?

それとも地球人たちが神と呼ぶ存在?

 

そういえば、地球人たちが圧倒的に不利な状況の中で、人間と神との新しい関係などが出てこないのが、東アジアの小説だなあなんて思いました。

何はともあれ続きが楽しみ。(またしばらく予約待ちだが)