中吉急に物忘れが激しくなる

 

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急に?

いや、割と以前から物忘れは激しかったかも。

いやいや、忘れる以前に最初から覚えきれてないことも…。

 

日々の積み重ねと言うほど日々じゃないけど、漢字の書き取りをしています。

間違えた感じは繰り返し書くのですが、何度も同じ間違いを繰り返します。

年をとると記憶の上書きが難しくなるのです。

 

それでも、何もしなかったら忘れる一方ですが、時折ちゃんと覚えていられることもあるので、書き取りは続けます。

漢字を覚えることよりも、ノートに字を書くのが好きなので。

覚えられたらめっけもん、くらいのゆるい書き取り。

 

 

 

 

本日の読書:天声美語 美輪明宏

 

Amazonより

『ハードとしてのお金だけでは心はひからびてしまいます。心を豊かにしたいのなら、ソフトのお金、すなわち美意識を蓄えていかなければ-。あなたの心に効果をもたらす読む常備薬。『VOCE』に連載された文章をまとめる。』

 

正直彼ほどの美意識を生活の中に常に持つことは、今の世の中ではかなり難しいだろう。

というか、私には無理だ。

だって美意識、平均以下だもの。

 

でも、目次から引き込まれる。

・信仰と宗教は違います

ここから始まるのである。

 

信仰とは神様を信じて尊ぶこと。

では、宗教とは何か。

神様と人間の間に立ちはだかって、こんなグッズも売ってまっせと商売するのが宗教。

1998年に雑誌に連載された文章に、既にこう書いていたのには驚く。

 

美しい人生にはロマンティシズムが大切だ、とも言う。

音楽、絵画、建築、ファッション、文学etc。

でも演歌は大嫌いのようです。

 

”今はみんな演歌が日本の心なんだと思っているようだけど、けっしてそうじゃない。(中略)戦前の日本にあったのは演歌じゃなく「叙情歌」なんです。こぶしなんかまわさない。”

確かにそうかも、と思いかけたけど、叙情歌もせいぜい明治の後半か大正くらいのはず。

民謡はいつからできたのだろう?

日本の心というのなら和歌まで行かねばダメじゃない?

 

がさつで粗忽で美意識とは真逆な私だけど、心にとめておこうと思った言葉。

”めんどうくさがって利便性ばかりを追わず、手間暇かけて苦労して、「自分」という作品を完成に近づけていくのは、じつに楽しい作業なのです。”

ここまで達観できるようになれればいいよね。