去年はたまたま青森まで電車で旅行しましたが、なかなか電車旅行は出来ません。
本を読んだり車窓を眺めたり。
ゆったりのんびりの旅行をしたいものです。(車だとどうしてもせわしなくなりがちな我が家)
ゆーや君もつれていきたいけど、どこかに落としたり忘れたりしそうで緊張甚だしかったから、やっぱりお留守番かな。
本日の読書:八十四歳。英語、イギリス、ひとり旅 清川妙
Amazonより
『何かを始めるのに遅すぎることはない!53歳から英語学校に通い、65歳でイギリスにひとり旅を始め、はや13回の武者修行。パワフルでユーモラス、そして長寿社会を悔いなく生きる知恵がいっぱいつまった人生&旅エッセイ。』
この本を執筆した当時、著者は八十四歳。
しかし九十何歳だったかの本も出版されているのを見たような気がする。
とにかく好奇心旺盛で、前向きで、パワフルな人なのである。
英語を勉強し直したのが53歳、そして55歳からはグループレッスンから個人レッスンに切り替える。
”今から思えば五十五歳という歳は、なんと若く、未来をたっぷりはらんだ年齢だったことだろう。私は女学生の気分であった。”
六十五歳で取材を兼ねてイギリスをひとりで旅行し、次の年からは自分で計画を立ててイギリスの一人旅行をほぼ毎年行うことになる。
”今度は、はじめから終わりまで、自分ひとりで手配し、行動する、完全ひとり旅となる。そこで私は、社長も社員も私ひとりだけの”清川旅行社”を設立した。個人旅行はほんとうに手配が大変だが、旅行者の社長だと思えば、むしろ愉しい。”
こういう思考が、長生きの秘訣なんだよね、きっと。
”ひとりの食事を楽しむコツはいろいろあるが、おいしい料理を記録しておくことも、そのひとつ。”
料理だけではなく、実にこまめにいろんなことを記録していらっしゃいます。
出会った人が発した、ちょっと気の利いた言葉などもノートに書いてもらうことにより、正確に記憶に残ることにもなります。
彼女は積極的に人と知り合い、せっかくの縁を大切にし、十何回もイギリス旅行をしたころには、イギリスに知人(友人)がたくさんできていました。
このバイタリティには脱帽。
そして高齢女性の日本人旅行者を迎えるイギリスの人たちがまた、とても素晴らしい。
さりげなく、当たり前に手を差し伸べる姿は、とてもスマート。
見てみぬふりをしがちな日本人は、シャイというよりも多分不人情。
look after=世話をする、気を付ける
after you=お先にどうぞ
my pleasure=どういたしまして
覚えておきたい言葉の数々。
私もまた英語を勉強し直したくなってきた。
ただ、イギリスに旅行に行くことはないだろうし、英語で外国人と会話したいとも思っていない。
洋画を、英語の字幕を見ながら耳でも聞き分けられるくらいになりたい。
または、英語の絵本を自分で訳して読めるくらいになりたい。
今はちょっと時間がないけれど、この気持ちは忘れないように記録しておこう。

