Hey!Say!JUMPのアリーナツアー、娘と行きたい東京公演、同僚と行きたい札幌公演すべて落選しました。

東京はもしかしたら無理かな…と思っていましたが、前回のツアーに引き続き、今回も札幌全滅です。

土曜の昼・夜、日曜の昼・夜全部。

 

実は同僚にHey!Say!JUMPを布教中で、「半分ハマりかけてる」と言ってくれているので、ここで一緒にライブに行って抜け出せないほどの沼にはめてやろうと思っていたのですが…。

「インスタとYouTube、登録解除するかも…。」

え!?なんで!?

「だって悲しいじゃん」

解除されたら私が悲しいから、やめて~。

 

とはいえ、一か所当選しました。

まさかの新潟。

ここは一緒に行ってくれる人がいないので、一人参戦です。

 

誰かと一緒にキャーキャー言いながら楽しみたかったなあ。

まさか、10さんの帰省に便乗する形で新潟入りすることになるとは。

ともあれ、元気にライブを迎えられますように。

 

髙木くん、少しは体調良くなったかな。

「熱、咳、喉、頭痛、吐き気、一気に来てしまいました。

そして、想像の何倍も苦しいです。」

他のメンバーが割と軽症だったから、きっとよけいにショックだったと思います。

ひとりひとりがかからないように気を付けることが、コロナを広めないことに繋がるよね。

私も、10さんや父親など、身近に高リスク者がいるので、より一層気を付けますね。
 

 

 

 

本日の読書:燃える男 A.J.クィネル

 

Amazonより

『かつては外人部隊で勇名を馳せたアメリカ人クリーシィも今や五十歳目前、虚無感に陥りかけていた。そんな彼が、とあるイタリア人実業家の令嬢ボディガードに雇われ、十一歳の少女との心の交流を通じて人生に希望をとり戻してゆく。だが娘は何者かに誘拐・惨殺されてしまった。怒りに燃えたクリーシィは、たったひとり復讐に立ちあがる―クィネルのデビュー作、待望の登場。』

 

主人公・クリーシィは、元外人部隊の傭兵で、50歳目前に引退したものの人生の目的を見失い、酒に溺れる毎日だった。

それを心配した元同僚のグィドーが、実業家の娘ピンタのボディガードとして雇われるように伝手をたどって根回しした。

しかしクリーシィは最低限の人付き合いしかせず、自分の殻に閉じこもったままだった。

 

前半、クリーシィが自分の殻に閉じこもっているうちは、話も進まず、主人公の魅力もほとんどない。

その代わり語られるグィドーの半生(コソ泥からマフィアの一員、その後外人部隊に入隊し、現在はペンションのオーナー兼シェフ)が面白くて、こちらが主人公でいいとまで思った。

 

が、11歳の少女ピンタが、純粋な子どもの好奇心を持って、少しずつ戦略的にクリーシィに近づいて行ったところから徐々にクリーシィが変わってくる。

全てを排除するのではなく、全てを驚きと喜びをもって受け入れるピンタの心に、頑ななクリーシィの心がほどけてきた。

 

ピンタの母は猛烈な美貌を誇り、それゆえに見栄っ張りであり、負けず嫌いである。

そして娘をとても愛している。

ピンタの父は実業家であるが、経済状態は必ずしもいいとは言えない。

常識的に考えて今の経済状態では娘が誘拐されるとは思えないのだが、妻がボディガードを雇うと言い張れば反対はしない。(ただし値切る)

娘も可愛いが、あくまでも妻の付属物と考えている節がある。

 

というわけであまり両親にかまってもらえないピンタと、グィドー以外に友達のいないクリーシィの間に生まれた友情がほほえましくて、読んでいてもちょっと幸せな気分になっていたのに、突然の暗転。

ピンタが誘拐され、凌辱されたあげく死体となって発見される。

この事件の際に、クリーシィも命に係わるようなけがを負うのだけれど。

 

後半はクリーシィの復讐譚。

グィドーの亡妻の実家があるマルタで鍛錬をしているクリーシィに愛する女性ができた。

しかし彼は最初に彼の心を再び生かしてくれたピンタのために、一人復讐の道を歩き出す。

 

少しテンポがゆっくりかもしれない。

けれどその分、丁寧にクリーシィの内面が描写されていて、クリーシィの苦しみや怒りが存分に伝わってくる。

陰惨な事件ではあるけれど、その辺はさらりと書かれているので、グロテスクな描写が苦手な人も多少は読みやすいかも。

で、陰惨な事件のなかで、私が一番腹が立ったのは、ピンタの誘拐のからくり。

これだけは絶対に許すことができない。