寒くて寒くてこの夏を乗り切れそうにない日々を乗り切るためのスタミナを得るために、土用の丑の日はうなぎを食べるんでしたっけ?
めっちゃ寒くて長袖を着て過ごした今日一日です。
ここ最近、一人でサッカーや野球を観戦できるようになった10さんのおかげで、今日も午後から自由です。
1時半に10さんが出かけたはずなのに、図書館に本を借りに行って、晩ご飯の買い物をして、『リングフィットアドベンチャー』
をして、お風呂に入るしかできませんでした。
午後からの自由時間に、読書ができないなんて…。
一体どういうどういう事なんだ!←たっぷり昼寝をしたということだ
土用の丑の日って、うなぎ以外に「う」の付く食べ物を食べればいいんだって。
毎年うなぎを諦めて梅干しまたはうどんを食べていましたが、今年は忘れてた。
ゆで卵をうで卵ということで勘弁してください。
今年も土用の丑の日を元気に乗り切るぞ~!
…で、土用の丑の日って、寒くていいの?
本日の読書:きたきた捕物帖 宮部みゆき
Amazonより
『江戸は深川、二人の「きたさん」が事件を通して成長していく。謎解き×怪異×人情、新シリーズ始動!』
目次
・ふぐと福笑い
・双六神隠し
・だんまり用心棒
・冥途の花嫁
宮部みゆきの時代物にはずれはない。
これも面白いの…だろうなあ。
歯切れが悪いのは、これ、あからさまに導入部だから。
北一と喜多次、ふたりの捕物帖のはずなのだけど、今のところ喜多次の出番はほとんどない。
喜多次は湯屋で釜炊きをしながら、北一の手助けをするくらい。
周囲に目配りができて頭の回転も悪くないけれど、気が弱くてビビりの北一と、過去は一切不明ながら妙に腕の立つ、しかしそれを北一以外の前では決して見せない喜多次。
ふたり合わせて一人前の岡っ引きか?
いやいや、まず北一の親分であった千吉が、フグの毒にあたって死んだところから話が始まる。
親分の後を子分が次ぐのかと思いきや、親分の生前の希望で、子分の誰にも跡目を継がせず十手はお上に返納される。
つまり、現時点では北一すら捕物とは無関係の立場なのだ。
千吉親分は岡っ引きのかたわら、文庫を商う副業を持っていた。
文庫というのは紙でできた小物入れのようなもので、それを天秤棒で担ぎながら振り売りを行う。
一の子分の万作が文庫売りの元締めを引き継ぎ、末の子分である北一は売り子として何とか仕事をさせてもらえている状態だ。
親分のおかみさんは盲目だが、音とにおいに敏感で勘がいいので、北一が巻き込まれた事件を解決するための手助けをしてくれる。
長屋の差配さんは、『桜ほうさら』にも出てきた富勘さん。
最後の最後に会話中に出て来た喜多次の大伯父さんって『初ものがたり』の…?
これはもしかして、宮部みゆきの時代小説がどんどんつながってくるという仕掛けなのだろうか。
だとしたら楽しみしかない。