あらすじ・解説

地球連邦軍はジャブローでの防衛戦に続いて、ジオン地球進攻軍本拠地のオデッサ攻略に乗り出す。アムロ・レイたちの乗るホワイトベースには、通称「帰らずの島」での残敵掃討任務が命じられる。その島でアムロたちは、そこにいるはずのない子供たちと1機のザクに遭遇。アムロは戦闘中にガンダムを失い、そしてククルス・ドアンという男に出会う。

 

 

解説: アニメシリーズ「機動戦士ガンダム」の初代シリーズ15話で描かれた物語を基にした劇場版アニメ。地球連邦軍パイロットのアムロ・レイが、ある島を極秘作戦で訪れ、元ジオン公国軍の脱走兵ククルス・ドアンと出会う。監督を務めるのは、初代シリーズではアニメーションディレクターなどを担当した安彦良和。アムロ・レイの声を担当する古谷徹のほか、ボイスキャストには成田剣、新井里美、潘めぐみ、古川登志夫、武内駿輔などが名を連ねる。

シネマトゥデイ(外部リンク)

 

 

 

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繁忙期の今日、珍しく時間がぽっかりと空いたので、休暇をとってこの映画を観てきました。

THE ORIGINを観て、私の好きなのは富野ガンダムだと痛感しましたので、正直今回の映画を観に行くのに躊躇していたのですが、なかなか評判がよかったので、ハガレンではなくこちらを観たのですが…。

結局、根本的なところで安彦さんとは合わないことを再確認しました。

 

絵はもちろんきれいで、大満足でしたよ。

アムロの眉が細すぎの気がしましたが。(アムロ、ぐれたの?)

テレビ版のククルス・ドアンの島は、見るたびに奥歯をかみしめざるを得ないほどの絵のひどさでしたから、きれいな絵で見られるのは、それだけで幸せです。眼福。眼福。

 

でも、きれい過ぎましたね。

特にいかにも戦災孤児っぽかった子どもたちが小綺麗になってしまっている。

ロランは出てこなくて、カーラでしたっけ?まっすぐな瞳の少女。ロランのような陰りはない。

 

この先、辛口になるし、筆が滑ってネタバレしちゃうかもしれないので、それが嫌な方は読まないで。

でも私も吐き出したいの、いろいろと。

 

 

 

 

まず子ども多すぎ。

頭に血が上って、目の前の子どもをかっさらって脱走したのではなく、計画的に何回にも分けて子どもをさらわないとこうはならないでしょ?

ハーメルンの笛ふきなの?

安彦さんが子どもを描くのが好きっていうのはわかるけど、現実的ではない。

 

現実的でないと言えば、こんなにモビルスーツがしょっちゅう戦闘行為をしているところで畑を作って、子どもたちを食べさせていけるの?

っていうか、服は?教育は?

 

そもそもククルス・ドアンは脱走兵だから追われているのではないの?

それとも、ジオン軍は最初から所在を知っていて、放置していたの?

 

高規格ザクがなぜリックドムのような動きをする必要があるのか?

そして水陸両用?

テレビ版のククルス・ドアンはモビルスーツ同士の白兵戦をきちんと描いていたけど、映画版は、ククルス・ドアンもニュータイプなのか?ってくらい動きがよすぎる。

 

ファンへのサービスショットが多すぎるせいで、時系列がめちゃくちゃ。

あの時点で酸素欠乏症のアムロの父さんが出て来るのはおかしいよね。

 

スレッガーさんがカイさんに「軍法会議ものやるか?」って言うのはよかったけれど、ハヤトの葛藤があるとよかったよね。

で、子どもを戦場に連れて行っちゃだめだ!

連邦軍のジムがいくつも壊されているような場所に、どうしてカツ・レツ・キッカを連れていく?

 

あと、モビルスーツの動きが人間臭すぎる。

後ろから追われたザクが、振り向きますか?

モニター見るもんなんじゃないの?

スレッガーさんのジムも頭を壊されたくらいじゃ全然問題ないっすよね。

頭なんて所詮カメラなんです。目視して戦えばいいだけ。

スレッガーさんなら両腕もがれてもあきらめないで戦うタイプだと思うんだけどな。

 

富野さんがストレートに悲惨を描くのに対して、安彦さんは笑いでぼやかしてしまうのがどうしても気になる。

ねえ、ククルス・ドアンで何を描きたかったの?

テーマがぼやけて受け取れないよ。

 

でも、マ・クベさんはブレないねえ。

人間なんてどうでもいい、芸術が残ればいいんだよね。

パリは燃えても、ルーブルは外せとか言ってそう。(笑)

いや~、マ・クベ最高~!って、カイさんイチオシのわたしは思うのだった。