10さんが清水の舞台から飛び降りる覚悟で始めたのが、ユーキャンの『大人の学び直し日本史講座』。
1年で学ぶ計算で、12冊のテキストが一気に送られてきた時には「できない…」と心が折れかけた10さんですが、私が1巻目に「5月分」と書いたカバーアップテープを貼ったので、目の前の1冊だけに集中できるようになりました。
とは言っても、なかなかテキストをひらこうとしない10さんに、「やらないの?」とついつい聞いてしまう私。
「今やろうと思ってたのに。そんなこと言われたからやる気なくなった!」と、宿題を前にした小学生のようなことを言う10さん。
そういう私も、テキストを読む時間がなかなか作れず、前途多難な通信教育だったのですが、今日、第1回目の課題を無事やり終えることができました。(もちろん10さんが)
このテキストですが、毎回4つの時代に章立てられています。
『原始・古代編』は縄文・弥生時代から源平の合戦
まで
『中世・戦国編』は鎌倉幕府の成立から関ヶ原の戦いまで
『江戸編』は幕藩体制の確立から大政奉還と王政復古まで
『近・現代編』は西南戦争から大阪万博まで
これら4つの章はそれぞれ12回分にわかれています。
学校の教科書のように1本の流れのように勉強した方がわかりやすいときもありますが、多分前半で挫折する人が多いのでしょう、4つの章で少しずつ勉強して、最後に1本の流れになるような作りです。
飽きずに勉強できるようなシステムです。
その他にコラムや、章ごとの学習内容にちなんだ歴史スポットや名所を盛り込んだお散歩マップなどもあって、なかなか楽しい作りになっています。
特にお散歩マップは、今後旅行に行くときの参考になりそうです。
最近の長距離ドライブの時の話題の多くが日本史の話になりました。
同じテキストを読んでいるので、共通の話題に事欠かないのです。
ずーっと日本史の話をしていられます。
楽しい。
どうか最後まで勉強をやり遂げられますように。
本日の読書:ぶたぶたの食卓 矢崎存美
カバー裏より
『見た目は愛らしいぬいぐるみだが、中身は心優しき中年男・山崎ぶたぶた。彼が作る料理は、どこか懐かしく切ない思い出の味だ。大好きだった祖母が作ってくれたチャーハン、遠い夏休みの記憶を喚(よ)び起こすかき氷……。それらが、傷つき疲れた人々の心をときほぐし、新たな一歩を踏み出す勇気を与えてゆく――。
心の奥をほんのりと温めてくれる、傑作ファンタジー!』
目次
・十三年目の再会
・噓の効用
・ここにいてくれる人
・最後の夏休み
今回のぶたぶたさんは、全て食に関わってはいますが、どれも独立したお話です。
町中華のお客さんだったり、料理教室の先生(ただし本業はリストラされて失業中)だったり、カフェの店長だったり、クラスメイトのお父さんだったり。
今回、ぶたぶたさんに人間の奥さんと娘二人がいる、その成り立ちの秘密が明らかになりました。
まあ、そういうことだよね、という理由でしたが、それでもぶたぶたさんも奥さんも素晴らしいな。『最後の夏休み』
人生にはいろんな時期があって、なんとなく元気が出なかったり落ち込んだりやる気が失われたりしている時、薬で症状を改善することはできるし、回りの人が支えになることもあるけれど、結局病気を治すのは自分、ということ。
元通りに戻ることはないけれど、変わっていく自分を認めることも、心を軽くすることがある。
そして、変わらずにそこにあるものの存在。『ここにいてくれる人』
小学校の低学年の頃、2年だけおばあちゃんと暮らしていたことのある由香。
就職のため東京に来て、ふらっと入ったお店で出て来たチャーハンはおばあちゃんの作るものと同じ味がした。
一体なぜ?『十三年目の再会』
これもまた、変わっていく由香と、亡くなってしまったけれども変わらずに残るおばあちゃんの味の話。
年のせいかおばあちゃんの気持にめっちゃ共感。
かわいい孫だもの、ずっと一緒に暮らしたいけれど、孫は両親と仲良く暮らせればそれが一番いいこと。
だからおばあちゃんは、両親のもとに由香を返し、由香が楽しい日々を過ごすことによって自分の存在が薄れていくことに甘んじたんだ。
おばあちゃんの存在が薄れることによって、自分が楽しい子ども時代を過ごしてきたと由香の記憶が上書きされる。
おばあちゃんの味が残されたわけと、おばあちゃんの生き様。
合わせて知ることによって、より深く記憶に残っていく。