そろそろ暖かくなってきたので、今日からできるだけ仕事終わりは歩いて帰る事にしました。
去年の今頃はまだ、日陰に少し雪があったりして、小さなフキノトウもあったような気がしますが、今年は一気に雪が融け、相当でかいフキノトウしか見かけません。
 
札幌の桜の開花予想は4月の25日だそうですが、職場の前の桜は随分つぼみが膨らんできました。
よく見たら咲いてる?

 
歩いて帰ると目に楽しみが増えますね。
音楽聞きならがら歩いているので、耳にも楽しい時間が増えています。
ただ、読書時間は減ります…。
 
昨日の飲み会の写真も撮ったので(女子会なので写真撮りがち)、そのうち(多分明日?)アップすると思います。
 
 
 
本日の読書:ぶたぶたの休日 矢崎存美

 

 

カバー裏より
『大学の卒業間際になっても、自分の将来が決められない。そんなとき、親に勧められたお見合いの相手がいい人で、とんとん拍子に結婚が決まってしまった。順調な日々とは裏腹に不安を抱えたある日、街中で占いをしているピンク色をしたぶたのぬいぐるみを見つけて……。山崎ぶたぶたさん(♂妻子持ち)と出会った人々の心の機微。珠玉の四篇を収録したハート・ウォーミング・ノベル。』

目次
・お父さんの休日/1
・約束の未来
・お父さんの休日/2
・評判のいい定食屋
・お父さんの休日/3
・女優志願
・お父さんの休日/4

普通の人々の生活の中に、当たり前のようにピンク色のブタのぬいぐるみが一人の人間として存在している日々。
ぶたぶたさんは時に占い師見習いだったり、定食屋の店員だったり、刑事だったりするが、彼が人として誠実に生きているからこそ、心に屈託を抱えた人たちが自分の足で前に歩いていけるようになる。

しかし、読後感はいいとして、不倫に殺人ですぜ、抱えている屈託って。
表紙のかわいらしさからは考えられないくらいの、どろどろ。

夫の不倫を疑って、単身赴任先の街まで乗り込んだものの、決定的な証拠を見せられるのが怖くて家に乗り込んでいけず、ぐだぐだしている時に定食屋で働くぶたぶたさんと知り合い…『評判のいい定食屋』
金策に苦しむ不倫相手のために夫を殺し、自分は女優として華やかな人生に戻ろうとする女性。しかし、夫の死の真実と彼女がしたこととは…『女優志願』
思いっきり子ども向けではありません。

ぶたぶたさんの、とある休日を4つに分けて書いた『お父さんの休日』ですら、不倫旅行に出かけようとする女性が出てくる。
ガラケー全盛時代の話ですが、不倫がブームだったんでしょうか。

結婚するまではいろんな未来が、いろんな可能性があった筈なのに、結婚してしまえば家の中のことばかりで、世の中の変化から置いていかれる不安と諦め。
これは今でも多くの女性が感じることだと思うので、この本、おすすめです。

”けれど今は、その約束された未来と、自分が勝手にあきらめていた行く末が、さほど変わらない気がして来ていた。それは両方とも、それしかない、そうでなければ自分は幸せではない、と思うことから始まっているからかもしれない。
 約束の未来も、あきらめの行く末も、今の自分にはない。あるのは、正直になることだけだ。”
『約束の未来』のあたしは、一体どんな未来を選択したのだろう。