ふたを開けても邪魔にならない高さ、いいね。
もうタオルをいくら置いても大丈夫。
本日の読書:屍人荘の殺人 今村昌弘
カバー裏より
『神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と明智恭介は、曰くつきの英検の夏合宿に参加するため、同じ大学の探偵少女、剣崎比留子とペンション紫湛荘を訪れる。しかし想像だにしなかった事態に見舞われ、一同は籠城を余儀なくされた。緊張と混乱の夜が明け、部員の一人が密室で惨殺死体となって発見される。それは連続殺人の幕開けだった!奇想と謎解きの驚異の融合。衝撃のデビュー作!』
実はこれ、映画を先に観ているのだ。
怖いのが苦手だというのに、「面白かったよ~」という声に騙されて。
で、めっちゃ怖かったので、本当は読みたくなかったんだよなあ。
でも、読んでよかったわ。
映画の感想を読み返してみたら、動機はすぐにわかるし、犯人も割とすぐわかったと書いてあったけど、本を読んでもやっぱり動機と犯人は割とわかりやすく感じた。
映画に引っ張られたのかもしれないけれど。
逆に、映画でここ不要だなと思った部分が本にはなかったので、映画よりすっきりとわかりやすかったんじゃないかな。
本格ミステリなので言うだけ野暮とは思うけれど、連続殺人を犯すほどの動機かなと思う。
犯人の親が、もし自分の子どもがこれほどのことをやってしまったと知ったらどう思うだろう。
本当は賢くて優しい子だったはずなのに。
葉村と明智先輩との関係も映画より良かったな。
葉村の葛藤や逡巡が、ただの本格ミステリと言うだけではない厚みを今作に与えたと思う。
奇想と本格ミステリの関係で言えば、数日前に読んだ阿津川辰海の『透明人間は密室に潜む』の方がキレがあったと思うけど。
