2年前の4月にダイニングテーブルを替えました。
今までは家族5人で使用していた長テーブルでしたが、夫婦二人の生活になるので、正方形のテーブルに。
子どもが帰省した時のことも考えて、椅子は3脚買いました。
2人以上帰ってきた時は、大きい座卓を使えばいいや、と。
テーブルはキッチン側の壁につけて使用。
テーブルとソファの間が通路となります。
しかし、年末年始に長男が帰ってくるのに合わせて、テーブルをソファの側に寄せて、壁との間に3人目が座るように変更。
それは、3人目の人がテレビを見やすいように、という配慮です。
我が家はテレビを見ながら食事をする家庭なのです。
1月3日に長男が姫路に戻って4日後、1月7日から1月17日まで娘が帰ってきていました。
なのでテーブルの位置はそのまま。
娘が東京に戻って、テーブルの位置をもとに戻そうと思ったのですが、10さんが「そのままでいいよ」というのでそのままに。
ただ、私たち夫婦は今まで通り、ずっと向かい合わせに座っていました。
が、このたび、席替えをしました。
10さんの位置は変わらず、私が隣の席に移動しました。
別段、10さんの側にいたいからという甘やかな理由でも、向かい合わせより隣り合った方がコロナの感染が防げるからという世知辛い理由でもありません。
結構幅広のテーブルなので、冷ややっこにかけるお醤油や、うどんにかける七味など、手渡すのがしんどいのがまず一つ。
ビールと日本酒は手酌なのですが、ワインは飲む都度ビンからそれぞれのグラスに注ぐので、距離があると何かと面倒というのも理由の一つ。
広いテーブルをこじんまりと使って毎回食事をしていますが、窓を正面に見ることになり、景色をおかずにご飯を食べています。
あとひと月もしたら、雪に覆われた山も淡い若葉の色になっていくのかななんて思うと、ご飯も美味しく感じられます。←食べすぎ注意
本日の読書:虹いろ図書館のへびおとこ 櫻井とりお
Amazonより
『いじめがきっかけで学校に行けなくなった、小学6年生の火村ほのか。たどり着いたおんぼろ図書館でみどり色の司書、謎の少年、そしてたくさんの本に出会い、ほのかの世界は少しずつ動き出す!こころを彩る感動の物語。世界一美しいラストが、あなたを待っています。第1回氷室冴子青春文学賞大賞受賞作。』
小6の2学期に転校した先の学校でいじめられ、学校に行けなくなったほのか。
お母さんは入院して容体は思わしくなく、スーツをばっちり決めて会社に行っていたお父さんは、作業服を着て疲れ切って帰ってくるまで働いている。
高校受験を控えたお姉ちゃんは、それでも嫌な顔をせずに家のことをやってくれている。
学校に行きたくないなんて、誰にも相談できないほのかは、ふとしたきっかけから町の図書館にこっそり通うようになる。
いじめのえげつなさも嫌だけど、見て見ぬふりをする担任の先生はもっと嫌だ。
ほのかは心の中で、「本当に気付かないの?そんなはずないよね」と先生に問いかけるが、実際には早々にあきらめきったと言っていい。
ほのかは図書館に通っても変に思われないように、お母さんと図書館に来ているの。
お母さんが旅行先のガイドブックを借りてくるまで、私は勉強をしているの、というふりをして過ごすのだけど、大人がたくさんいて気づかないわけがない。
ちゃんと遠巻きに見守って、少しずつほのかとの距離を縮めていくところがいい。
ある日、急にほのかのクラスが学校の行事で図書館に来てしまい、ついに図書館にいる事が学校にばれてしまった。
後日訪れた先生たちにほのかの所在を聞かれ、「図書館の自由に関する宣言」を盾に「図書館は利用者の秘密を守る」という、司書のイヌガミさん。
それに対して先生が「そもそも、小学生が平日の昼間から来ていたら、学校はどうしたと問いただすのが、大人の常識じゃないですか?」と言う。
まさしく正論だ。
けれどイヌガミさんは「問いただしたら、その子はここに、もう来られない。次はどこへ行くんですか?そうやって、子どもの行き場をなくし、追いつめろというのですか?」と逆に聞き返す。
ここで初めて先生は、見て見ぬふりをすることと、見ないふりをして見ていることの大きな違いを知ったのではないだろうか。
そして正論だけでは救えない子どもがいる事も。
とても多くの絵本や児童文学がこの本には登場する。
大量の折り紙で作った赤い魚の正体はすぐにわかったけれど、奥付の後ろにちゃんとイラストになっていた。
スタビンズくんが折ったやっこさんたちもちゃんといた。
そういうことのできる、わかる、大人でありたいと思った。
私が借りた図書館では、普通に大人の本として初夏に並んでいたけれど、できればこれはヤングアダルトの本棚においてほしい。