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最近の私の幸せな時間は、内見動画を見ること。

間取り好きが高じて、とうとう動画にまで手を出してしまいました。

 

最初は「老後を夫婦二人で過ごす家」を念頭に置いて見ていたんですよ。

ところが娘が5年後くらいに札幌に帰ってきたいような事を言うもので、「3人で暮らす家」を考え出した。

娘が一緒なら一軒家で2世帯のように暮らした方がいいかな…とか、でもキッチン・水回りは一緒の方がいいかな…とか。

 

10さんはとにかく広いお風呂が必要だろう。

娘は親に気を遣わずにマイペースに過ごしたいだろうから、リビングから離れた広い部屋がいいかもしれない。

息子たちが帰省した時に泊まる部屋だって必要だろう。

 

などと妄想を膨らませているうちになんだか面倒くさくなってきて、今は「一人で暮らすなら」をテーマに家探ししています。

家族が嫌いなわけじゃないですよ、もちろん。

だけどやっぱり、ひとりの時間、ひとりのスペースが私には絶対必要なのです。

だから妄想の中だけでものんびりと一人暮らしを楽しんでいます。

これが結構幸せな時間。

 

 

 

本日の読書:失踪HOLIDAY 乙一

 

カバー裏より

『14歳の冬休み、私はいなくなった――。大金持ちのひとり娘ナオはママハハとの大喧嘩のすえ、衝動的に家出!その失踪先は……隣の建物!!こっそりと家族の大騒ぎを監視していたナオだったが、事態は思わぬ方向に転がって……!?心から安らげる場所を求める果敢で無敵な女の子の物語。その他うまく生きられない「僕」とやさしい幽霊の切ない一瞬、「しあわせは子猫のかたち」を収録。きみが抱える痛みに、そっと触れます。』

 

目次

・しあわせは子猫のかたち

・失踪HOLIDAY

 

「しあわせは子猫のかたち」は、まさに初期の白乙一。

どうしてもうまく人とコミュニケーションをとることができない。

期待して裏切られるくらいなら、最初から何も求めない。

そんな僕が、殺された前住人の幽霊と暮らすことになる。

 

直接話ができるわけでも、視線が合うこともない。

ただ気配が、彼女がいたという気配がそばにある生活。

彼女の撮った写真を見て、彼女がどれだけ世界を愛していたかを知り、自分の命をあげることができたなら…とまで思う僕。

しかしそんな生活も終わりを迎えることになり…。

 

やっぱり白乙一の作品が好きだ。

切なさをこんなに巧みに描ける人がいるだろうか。んまあ、いるかも、だけど。

劇的に改善はしないだろうけれど、この先の僕は「死んでもいい」と軽々しく思うことはないだろう。

そしていつか、子猫のかたちをした幸せを見つけることもできるかもしれない。

 

『失踪HOLIDAY」は、してやられました。

主人公のナオは、中学生にしては子どもっぽいなあと思いながら読んでいたので、作品すらも子どもっぽいまま終わるのかと思ってしまった。

だってナオの立てる計画って穴だらけで、こんなんじゃすぐに警察に狂言を見破られるんじゃないの?って思って読んでいたので、なかなか警察が真面目に捜査をしていることに、逆に違和感を覚えたりもして。

 

本当は、ちゃんと怒られてほしかったんだけど。

ナオがパパにお尻ぺんぺんされればいいと思っていたんだけど。

こうなってしまうと、そうもいかないね。

えと…完全犯罪ってことでいいの?