1月11日まで限定でもらえるウィンター・シールを滑り込みセーフでゲットしました。

というわけで、通常モードに戻ってえこひいきなしで仲良し度を上げていきます。

でも、きのこチャレンジで好成績を出したくもあり、今までは仲良し度の低いピクミンを使ってチャレンジを戦ってきましたが、これからは戦略的に戦うことにしました。

おかげさまで4つが初めて出ました。

 

ついでにARの写真も載せたかったのですが、できん。

AR画面にしてもピクミンが写らんのじゃ。

声だけしてる。

どゆこと?

 

毎日せっせと歩いて、おつかいに出して苗を拾ってくるのが、一番仲良くなれる気がします。

おつかいしてくれたらエキスをあげる。

これの繰り返しで仲良くなろう。

 

 

 

本日の読書:ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン ピーター・トライアル

 

 

裏表紙より

『第二次世界大戦で日本とドイツが勝利し、アメリカ西海岸が日本の統治下におかれて、40年。巨大ロボット兵器「メカ」が闊歩するこの「日本合衆国」で、検閲局に勤める帝国陸軍の石村大尉は、特別高等警察の槻野(つきの)課員の訪問を受ける。槻野は石村のかつての上官、六浦賀(むつらが)将軍の消息を追っているという。高名な軍事ゲーム開発者の六浦賀は、先の大戦でアメリカが勝利をおさめた改編歴史世界を舞台とするゲーム「USA」をひそかに開発し、アメリカ人抵抗組織に協力しているらしい。石村は槻野とともに六浦賀を捜索することになるが――。21世紀版『高い城の男』の呼び声が高い話題沸騰の改編歴史SF。』

 

『高い城の男』は読んだことありませんが、高校生のころから読みたいと思っていた名作です。

歴史が好きなので、改編歴史ものは好きなのですが、この作品に関して言えば、面白かったけれど名作というほどではなかったと思いました。

 

プロットはとてもいいのです。

この路線でしっかりとストーリーをまとめれば、読者の胸を打つ感動的な作品になったろうと思います。

実際エピローグを最初に書いた時の主人公はベン(石村)と槻野(昭子)だったらしいのですが、次第に比重が昭子寄りになっていったようです。

 

昭子の登場から作品はきな臭くなり、とにかく拷問シーンが続きます。

その拷問の仕方がどうも日本ぽくないというか、中国の古典辺りに出てきそうなやつで、手足を切断したり皮をはいだり…。

日本の拷問って、水責めとか石抱きとか骨を折るとかはあるけど、手足を付け根から切断とかあんまりないような気がするんだよね。

 

日本のアニメやゲームから影響を受けた世界観は、日本がアメリカに負けて、アメリカの文化(映画やコミック等)の影響を受けて作られたものであって、作中のように日本が勝利していたのならば、もっと精神世界に重きを置いたような気がします。

それに、広大なアメリカの西半分を支配して、田んぼを作らないって、日本人じゃない。(笑)

天ぷらバーガーを食べるくらいなら肉巻きおにぎりを食べると思うのですよね。

まあ、細かい違和感はどうでもいいのですが。

 

ただ、作者の考える日本的というのと、日本人読者の考える日本的というのにずれがあることを踏まえたうえで、作者はロボット戦闘ものが書きたかったんだね、と思うしかありません。

いちおうまだドイツとは同盟中であり、ベトナムなどとの局地戦はあるものの、ロボット兵器を作るメリットが作中で全く語られません。

小回りきかないし、燃費悪いだろうし、維持費もかかると思われるロボット兵器を持つメリットって?

 

そして一番残念なのが、勝利国日本(皇国日本)の誰一人も幸せそうではないこと。

裕福でもない。

ゲリラと地下組織と反政府運動とヤクザ。

戦勝バブルみたいのが全然なくて、本当に日本が勝ったのですか?って思ってしまう。

 

書きたい部分を重点に書くのではなく、書くべき部分を充分に書いてほしかったなと思いました。

でも、エンタメとして面白く読みました。