毎日コツコツピクミンを育てるために歩いておるのですが、昨年12月21日から今月の11日までの期間限定で、道端ピクミンがウィンターシールをゲットすることになりました。

なので、道端ピクミンだけをひいきして各色を育て、紫、赤、黄色、青、白のウィンターシールをゲットしました。

 

が、ピンクの羽ピクミンが、せっかく育てたというのに、どう見ても普通のシールを引き当ててしまいました。

なんでやねん。

12月21日に道端で拾った苗から生まれたピクミンなんだけどなあ。

 

悩んでいてもしょうがない、大急ぎでピンクの道端ピクミンを苗から孵し、ひいきのしまくりで仲良し度を急激にアップ中。

すべてのチャレンジに引っ張り出す。

すべてのお使いに行かせ倒す。

事あるごとにエキスを与える。

エキスあげすぎて坊主になったら、初めて休憩じゃ。

それでもなかなか仲良し度が上がっていかない。

むむむ。

11日までに何とかなるか?

 

無課金なのでゆるゆる楽しむとか言っていたのはどこのどいつじゃ!

めっちゃゴリゴリピクミン育ててます。

ま、期間限定が終わったら、またゆるゆるに戻るから。

多分。

イベントに踊らされなかったらな。

 

 

 

本日の読書:ローマ人の物語 41 ローマ世界の終焉 上 塩野七生

 

 

カバー折返しより

『テオドシウス帝亡き後、帝国は二人の息子アルカディウスとホノリウスに託されることになった。皇宮に引きこもったホノリウスにかわって西ローマの防衛を託されたのは「半蛮族」の出自をもつ軍総司令官スティリコ。強い使命感をもって孤軍奮闘したが、帝国を守るため、蛮族と同盟を結ぼうとしたことでホノリウスの反感を買う。「最後のローマ人」と称えられた男は悲しい最後を迎え、将を失った首都ローマは蛮族に蹂躙されるのであった……。』

 

いよいよローマ帝国の終わりが見えてきました。

あっちからもこっちからも蛮族が攻めて来るのに対して、皇帝は皇宮に引きこもったまま何もしない。

どころか、安全なところに逃げ込みたいとまでいう。

ローマ市民を守るのが皇帝の責務のはずなのに、自分のことしか考えられない皇帝に代わって、軍総司令官であるスティリコが八面六臂の大活躍でローマを守る。

 

しかし、彼は半蛮族なんだな。

母はローマ市民だったけれど、父が蛮族ということで、偏見の目がつきまとう。

これも、本来ローマ帝国は蛮族をも寛容に受け入れていた筈だったんだけどな。

生まれも大事だが基本は能力主義だったはず。

 

国が衰えるというのは、能力のある人が排出されないのではなく、能力のある人を活かすシステムが作られないってことなんだと、ここ最近の巻を読んでいて思う。

陰りを見せ始めても、能力のある皇帝は何人か出てきている。

けれどそれを実務としてこなす人がいないとか、皇帝の意思が反映されないシステムとか。

キリスト教の悪影響もあるけれど、ローマ市民の公共心の欠如が、結局彼らの首を絞めてしまったように思える。

 

蛮族から助けては欲しいけれど、兵やお金を出すのは嫌。

それではスティリコだって戦えない。

苦肉の策が、蛮族との手打ちであったはずなのだが、ローマ市民のプライドが許さない。

もうこれは、カエサルの頃のローマ市民とは全然質の違う人たちなのだな。

 

”何もかも自分たちだけで一人占めにするのは、支配の戦略としては最も下手(まず)いやり方である。”

自分たちの安全だけを守るため、防衛線はどんどん内側に縮小し、逆に切り捨てられた他民族は蛮族に戻ってローマを攻める。

 

そんななかスティリコは、黙って皇帝の代わりに前線に立ち続け、法を作り、皇帝を立てる。

冤罪をかぶせられても、剣を取って反逆するわけでも、抗弁するわけでもなく、臣下としてふるまった挙句に死罪になった。

ローマ人として生きた最後の男、スティリコ。

皇帝が…ではなく、時代が彼を見捨てたんだなあ。

合掌。