\2022年のあなたの運勢/
ひゃっほう!
人生最大級の幸運な一年の予感です。
しかしアクセス数がギネス更新は言い過ぎだな。
とりあえず散歩はします。できるだけ。
お雑煮食べたり箱根駅伝を見たりして、ようやくお正月らしさを実感したと思ったら、明日一日休んでもう仕事が始まります。
毎日なんやかんやとやることがあって休んだ気がしませんが、気合いを入れ直さないとね。
というほど気合いが入っていたことがあっただろうか。いや、ない。(反語法ーテストに出ます)
読みたい本リストを更新しました。
昨年は1884冊からスタートし、1687冊で終わったので、197冊がリストから外れました。
このすべてを読んだわけではなく、古い本だったり弱小出版社の本で札幌の図書館に在庫がなかったり、マンガのシリーズ物でTSUTAYAのレンタルに入っていなかったものも削除したので、読んだのはせいぜい100冊強くらいでしょうか。
図書館の予約はこのリストをもとに行っているので、図書館が休館した分だけ読むことができなかったのが残念。
今年は73冊追加して、1760冊からのスタート。
この中から何冊読めるかなあ。わくわく。
本日の読書:ラピスラズリ 山尾悠子
Amazonより
『冬のあいだ眠り続ける宿命を持つ“冬眠者”たち。ある冬の日、一人眠りから覚めてしまった少女が出会ったのは、「定め」を忘れたゴーストで―『閑日』/秋、冬眠者の冬の館の棟開きの日。人形を届けにきた荷運びと使用人、冬眠者、ゴーストが絡み合い、引き起こされた騒動の顛末―『竃の秋』/イメージが紡ぐ、冬眠者と人形と、春の目覚めの物語。不世出の幻想小説家が、20年の沈黙を破り発表した連作長篇小説。』
目次
・銅版
・閑日
・竈の秋
・トビアス
・青金石
私が読んだのは国書刊行会版なのですが、図書館から借りるときに「こんな古い本であってますか?」って驚かれたくらい表紙の色も色褪せ布製の表紙もところどころ傷んでいました。
しかしこの本、2003年に出版された、まだ現役の作家の小説です。
この古色蒼然としたたたずまいが、実にこの本にふさわしいと感心したのでした。
連作長編小説と聞いていましたが、強く繋がっている作品もあれば、雰囲気をかすめる程度の作品もあります。
最後に収録されている『青金石』というのがラピスラズリのことですが、ラピスラズリそのものを冠した作品は収録されていません。
全てが絡まっているようなほぐれているような、複雑な距離感でそこにあります。
冬になると冬眠する人たちの、冬眠前の慌ただしい日を描いた『竈の秋』が一番長く、一番難解でした。
多分論理で理解するのではなく、感覚で理解する話なのだと思いますが。
そして多くの人形たち。
それは痘瘡症(感染症)からの身守りも兼ねているらしい、膨大なコレクション。
現在進行形で語られながら、全てが古ぼけて見える。
ゴーストと亡霊は別物で、それらは時に生きている人間とも普通に交流できる。
母と子、姉妹、親戚の女たち。
時系列も空間情報もあやふやになっていき、頭に浮かぶのはただ、青い闇。
光を反射する青ではなく、光をのみ込む青。
フェルメールの青が、ラピスラズリの青だったような…。
だけどそれは多分、一度終焉を迎えたのちに復活するのである。
秋の枯れ葉に始まる春の目覚めのものがたり。
美しく、儚く、たくましい。
今年最初に読むにふさわしい一冊でした。
