昨日の夜から大荒れに荒れた北海道。
朝から病院に行くための列車が全然動いていません。
運休じゃなく、運行しているんだけど、動かない。
しょうがないので吹雪の中、タクシーで病院へ。
なんとか8時半には病院について、あんな検査したりこんな検査したりして、検査結果をもとに診察を受け、家に帰ってきた時は青空でした。午後2時。
一時間ほど家で休憩して、父をピックアップして母の病院へ。
看護師さんに付き添われて病棟から降りてきた母は、私たちに人見知りしているのか、ちょっと看護師さんの後ろに隠れてしまう。
誰だかわかる?
「わかります。お姉ちゃん…だよね」
見ると母は上着も着ていないし、汚いバレエシューズを履いている。
父に聞くと、入院時に来ていた上着や靴は、何かの折に持ち帰らされた、とのこと。
この冬空にその恰好は余りにひどい。
私の上着を着せると、少し私に慣れてくれる母。
靴は、うちの車に乗って帰る分には大丈夫だろう。
それにしても、父のうかつっぷりには正直不安しかない。
退院中の注意事項の説明を聞いて、看護師さんたちに挨拶をして家に向かう途中「病院に杖忘れた!」という父の声。
とりあえず両親を家に置いて、もう一度病院へ。
車の中で10さんが言う。
「お義父さんに任せて大丈夫かな。うちで預かって、昼間お義父さんに通ってもらった方がいいんじゃないか」
私からは言えなかったことを10さんから言ってもらって大変嬉しい。
預かる気満々で病院から実家に戻ると、まだ5時半だというのに母がもりもりご飯を食べている。
こんなに意欲的にご飯を食べる母を見るのは何年…十何年ぶりだろうか。
この姿を見るだけで、入院させて良かったと思う。
さて、家に着くまでは散々「夢みたい」「本当に家に帰れるんだね」と大喜びだった母が、食後落ち着いてからしみじみと「ここ本当に私の家なの?」と言うのにはのけぞる。
母が帰りたかった家は今の家ではなかったらしい。
私たちがいる間に父が買い物に行き(なぜ午前中に行っておかないのか!)、その間に布団を敷いて母を寝かせ、帰ってきました。
夜は弟が泊まってくれるけれど、昼間は仕事だと言い張る弟。
一般的な公務員は年末年始は休みのはずだが。
とにかく母を一人にしないように父に言い含めましたが、本当に大丈夫なんだろうか。
入院しても心配。退院しても心配です。やれやれ。
だけど、ご飯をモリモリ食べて鼻唄まで歌っちゃう母と、それを見てニコニコしている父を見たら、やっぱりこれでよかったのかとも思ったり。
とりあえず明日ケアマネさんに、今日の様子を報告して、来年以降の計画を出してくれるようお願いしなくては。